賃貸物件のシャワーヘッドは交換可能?その方法や注意点を解説

シャワーヘッドには寿命があり、使えば使うほど劣化する。また、性能の高いものや節水機能を搭載したものも登場しているため、賃貸物件のシャワーヘッドを新しいものに交換したいと思う人も多いだろう。賃貸は退去時に原状回復が必要であるため、シャワーヘッドを交換しても問題ないのか気になるところ。
そこで今回は、賃貸のシャワーヘッドについて、知っておきたい注意点や交換方法を見ていこう。

賃貸のシャワーヘッドは交換できる

結論からいうと、賃貸のシャワーヘッドは交換可能だ。まず、シャワーヘッドが劣化して故障した場合は、貸主(管理会社)側の費用負担で交換してもらうことができる。

一方、「既存のシャワーヘッドは使いにくい」「もっと機能性の高いものにしたい」といった個人的な理由で交換したい場合は、借主側の負担で交換することとなる。
この場合、一般的には自身の判断で交換しても問題ないが、念のために大家や管理会社へ連絡し、交換してもいいか確認しておくと安心だ。
大家や管理会社からの了承を得たとしても、既存のシャワーヘッドは保管しておき、退去時に原状回復できるようにしておこう。

なお、ホースとシャワーヘッドが一体化しているタイプは、単体での交換ができない点にも注意したい。この場合は、ホースとシャワーヘッドの両方を交換する必要がある。

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シャワーヘッドを交換するメリット

シャワーヘッドを既存品から交換することで、次のようなメリットがある。さまざまな効果があるので、購入時の参考にしてほしい。

洗浄力が高まる

シャワーヘッドをマイクロバブルタイプなどに交換すれば、洗浄力がアップする。好みの水圧のシャワーヘッドにできれば、シャワーをより快適に使えるようになるだろう。

節水タイプに交換すれば節約につながる

シャワーヘッドの中には、節水タイプのものもある。こうした製品に交換できれば既存のシャワーヘッドよりも節水でき、節約効果も得られるだろう。節水タイプのシャワーヘッドは手元にストップ機能がついているものも多く、蛇口をひねらずとも水が出しっぱなしにならないようにすることができる。

機能性の高いシャワーヘッドに交換できる

浄水・塩素除去タイプなど、シャワーヘッドは機能性の高い製品も登場している。また、おしゃれでデザイン性が高いものに交換することも可能だ。

賃貸のシャワーヘッドを交換するときの注意点

商品によっては自宅のシャワーヘッドと合わないものもある。交換する際は、下記の3つのポイントに注意しよう。

備え付けのシャワーのメーカーや型番を確認する

交換するシャワーヘッドを選ぶ前に、まずは賃貸に備え付けられているシャワーのメーカーや型番を確認しよう。同じメーカーのシャワーヘッドなら手軽に交換できる。メーカー名は多くの場合、手に持つ部分の近くに記載されている。

なお、メーカーが異なるシャワーヘッドに交換する場合は、変換アダプターが必要となる可能性が高い。
メーカーが異なる場合はネジサイズが合わないことがあり、こうしたシャワーヘッドを無理に取り付けようとすると故障の原因になることも。必ず適合した変換アダプターを使って交換しよう。

根元側のネジのサイズも確認する

シャワーヘッドの根本とシャワーホースのネジのサイズも必ず確認して、サイズの合うものを購入しよう。サイズを間違えると水漏れの原因となるためだ。

既存のシャワーヘッドは必ず退去時まで保管する

賃貸に備え付けられていたシャワーヘッドを交換後に処分したり紛失したりすると、退去時に原状回復費用として請求される可能性がある。交換して既存のシャワーヘッドが不要となったとしても必ず保管しておき、退去時に元に戻せるようにしておこう。

賃貸のシャワーヘッドの交換手順

賃貸のシャワーヘッドは、製品によって細かい作業は変わってくるが、基本的な交換手順は共通している。
ここでは、3つのパターンに分けて紹介しよう。

<同じメーカーのシャワーヘッドに交換する場合>
1. 既存のシャワーヘッドとシャワーホースの接続部分を回して取り外す。
2. Oリング(シャワーヘッドとホースの接続部分につくリング)をはめて、新しいシャワーヘッドを回して取り付ける。
3. 水を流して、水漏れがないか確認する。

<変換アダプターを使って異なるメーカーのシャワーヘッドに交換する場合>
1. 既存のシャワーヘッドとシャワーホースの接続部分を回して取り外す。
2. 変換アダプターをシャワーホースの先端に取り付ける。
3. Oリングを嵌めて、新しいシャワーヘッドをアダプターに回して取り付ける。
4. 水を流して、水漏れがないか確認する。

<シャワーホースごと交換する場合>
1. シャワーホースの根元についているナットを、ウォーターポンププライヤーを使って回す。
2. 同じメーカーのシャワーホースに交換する場合はそのまま取り付ける。異なるメーカーの場合は、アダプターを取り付けてから新しいシャワーホースを取り付ける。
3. シャワーヘッドが一体化していないシャワーホースの場合は、新しいシャワーヘッドを取り付ける。
4. 水を出して、水漏れがないか確認する。

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賃貸のシャワーヘッドの交換はメーカーや型番を確認した上で行おう

サイズ違いや水漏れを防ぐためにも、賃貸のシャワーヘッドを交換したいときは必ずメーカーや型番を確認した上で、交換に適した製品を選ぶようにしよう。また、賃貸の場合は原状回復が発生するため、既存のシャワーヘッドを退去時まで保管することも忘れずに。
これらの注意点さえ守れば、賃貸でも安心して洗浄力など機能性に優れたシャワーヘッドへ交換できて、より快適な入浴ができるようになるだろう。

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