部屋を選ぶ際に、ユニットバスとバス・トイレ別のどちらにすべきか迷う人が多い。バス・トイレ・洗面台が同一スペースにある3点ユニットバスは家賃を抑えられるが、賃貸物件に求める条件によって選び方は異なるだろう。
また、最近増えつつあるのが「シャワーのみ」の賃貸物件。シャワーのみの場合、どのようなメリットが期待できるのだろうか。
そこで今回は、シャワーのみの賃貸物件の特徴やメリットを紹介。併せて、シャワーのみの物件を探すときの注意点も見ていこう。
シャワーのみの賃貸物件とは、浴室にバスタブがなく、シャワーだけが設置されている物件のこと。一般的なユニットバスより浴室のスペースが狭い分、居室が広く取られている場合が多い。
専有面積の狭い賃貸物件が多い都心部では、かつては風呂なしやトイレ共同の物件も多かった。しかし、現代ではそういった物件の需要が少なく、代わりにシャワールームのみの物件が増えつつある。
ここからは、シャワーのみ賃貸物件の主なメリットを、6つ見ていこう。
バス・トイレ別や3点ユニットバスの賃貸物件と比べて、シャワーのみの物件は家賃が安い傾向がある。家賃相場の高いエリアでも、シャワーのみ賃貸物件であれば、希望する賃料内の部屋が見つかる可能性があるだろう。
シャワーのみの賃貸物件は、シャワールームとトイレがそれぞれ独立している場合が多い。一般的に、バス・トイレ別の賃貸物件は家賃相場が高くなるが、シャワーのみの賃貸物件なら、独立したシャワールームとトイレを確保しつつ、家賃も安く抑えられる。
バス・トイレ・洗面台が同一スペースにある3点ユニットバスは、窮屈な印象があり「落ち着かない」という声も多い。
シャワーのみ賃貸物件は、基本的にシャワールームが独立しているため、洗面台が別のスペースにある場合がほとんど。朝の支度のために独立洗面台が欲しいという人にとっては、メリットのある物件といえる。
シャワールームにはシャワー以外の設備がなく、スペースが狭くて済む。そのため、同じ専有面積の物件でも、バスタブありの場合に比べて居室にゆとりが生まれる。
シャワーのみであれば、バスタブの掃除は不要。また、一般的なバスルームよりもコンパクトな造りのため、床や壁の掃除も楽に済む。
バスタブにお湯を溜めない分、水道・光熱費が浮くというメリットも期待できる。家賃だけでなく、生活費を節約したい人にもシャワーのみ賃貸物件はおすすめだ。
ここまで見てきたように、シャワーのみ賃貸物件にはメリットが多い。しかし、人によってはデメリットと感じるポイントもある。続いては、シャワーのみ賃貸物件を選ぶ際の注意点を見ていこう。
シャワーのみ賃貸物件は、脱衣スペースがない物件がほとんど。特に、ワンルームや1Kの場合は、居室内にシャワールームが備えつけられている間取りが多い。
シャワーのみ賃貸物件は増えつつあるものの、賃貸物件全体の割合から見て、まだまだ少ないというのが現状だ。住みたいエリアに、必ずしもシャワーのみ賃貸物件があるとは限らないため注意したい。
居室内にシャワールームが設置されているワンルームや1Kの場合、湿気がこもりやすいため対策が必要となる。窓を開ければいいと思うかもしれないが、都内は隣接する建物との距離が近く、窓を開けにくかったり、換気しにくかったりする物件も珍しくない。
内見時は、風通しや日当たりの良さも確認しておこう。
家賃相場が安く、居室が広く、掃除も楽に済むといったメリットが多い、シャワーのみの賃貸物件。一方で、脱衣スペースがない、湿気対策が必要といったデメリットもあるため、内見時に間取りや換気の良さを必ず確認しよう。条件が合えば、人気のエリアでも希望に合った賃料で部屋を借りることができるかもしれない。
また、シャワーだけで十分と思って契約しても、時にはゆっくりお風呂に浸かりたいときもあるもの。そういったときのために、近隣に銭湯やスパなどの施設を探しておくのがおすすめだ。
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