今すぐ始めたい花粉症対策!掃除・洗濯や寝室づくりのコツとは?

花粉は春先から飛び始めるイメージが強いかもしれないが、実は1月下旬には飛び始めるといわれている。花粉症対策として、なるべく家の中に花粉を侵入させないことが重要だが、そのためには掃除や洗濯、寝室づくりなどにおいていくつかポイントがある。
そこで本記事では、簡単にできる花粉を部屋に侵入させないためのポイントを解説する。

花粉が家の中に侵入する原因は?

花粉は、主に次のようなことが原因で家の中に侵入する。

<花粉が家の中に侵入する原因>
・外出中、衣服(コートや帽子、マフラーなど)に付着する
・外に干した洗濯物に付着する
・ドアや窓を開けっぱなしにしている
・寝具を外に干している

衣服や洗濯物など外に出した布類に花粉が付着して、そのまま家の中に侵入してしまうケースは非常に多い。花粉症対策は、この原因を踏まえつつ行うことが重要だ。

花粉症対策のための掃除と洗濯のポイント

まずは、花粉症対策に重点を置いた掃除や洗濯のポイントを見ていこう。花粉を部屋に持ち込まないだけでなく、入ってしまった花粉を取り除く掃除も工夫が重要だ。

床や脱衣所、電化製品の掃除をこまめにする

花粉は玄関扉や窓から吹き込んだり、衣類に付着したりして家の中に侵入するため、花粉が飛び始めたら床や脱衣所はこまめに掃除しよう。

床がフローリングであれば、いきなり掃除機を使うと花粉が舞い上がってしまうため、先に拭き掃除をするのが理想だ。
カーペットや絨毯を敷いている場合は繊維に花粉が絡まりやすいため、ゆっくりと掃除機をかけよう。毛足を立ち上げるようにして、縦と横の両方からかけると花粉を効率良く吸い取れる。
和室の場合は、畳の目に沿ってゆっくりと丁寧に掃除機をかけよう。

また、脱衣所は床だけでなくバスマットにも花粉が溜まりやすいため、忘れずに掃除したい。

注意したいのが電化製品だ。電化製品は静電気を帯びて、花粉が付着しやすいため、ハンディーモップなどを使ってこまめに手入れしよう。

一人暮らしでもほこりがすぐたまるのはなぜ?掃除の負担を減らす方法を紹介

洗濯物を外に干さない

外に干した洗濯物を取り込むと花粉を家の中へ持ち込んでしまうため、部屋干しや乾燥機を活用したい。また、速く乾くようにサーキュレーターなど使うのもいいだろう。
どうしても外に干したい場合は、洗濯物を取り込む際に1枚ずつ花粉を振り払おう。洗濯物を強く叩くと花粉が繊維の中に入り込んでしまうため、振り落とすようにするのがポイントだ。

カーテンも掃除する

窓から入り込んでカーテンに付着した花粉は、衣類用の粘着テープクリーナーを使って掃除するのがおすすめだ。市販の花粉除去スプレーを吹きかけて対策してもいいだろう。

加湿器を置く

適度な湿度を保つことで、室内に侵入した花粉が舞い上がるのを抑えられる。また、湿度を保つことは花粉症時の粘膜の保護にもなる。加湿器を置いて、湿度50%を目安に維持できるようにしよう。

花粉症対策のための寝室づくりのポイント

花粉が多く飛ぶ時季は、夜間に過ごす時間が長い寝室の環境を整えることも重要だ。花粉症対策のために寝室はどのように整えればいいのかを見ていこう。

布団などの寝具は外に干さない

布団やシーツなどの寝具は布面積が大きく、洗って外に干しておくと大量の花粉が付着しやすい。花粉が飛ぶ時季は外に出さないようにしよう。
どうしても外に干したいときは、花粉の飛散量が比較的少ない午前中に干すといいだろう。その場合も、室内に取り込む際は布団やシーツ全体から花粉を落とし、さらに取り込んだ後は表面に掃除機をかけると効果的だ。

また、布団はカバーをつけた状態で干すのもひとつの方法だ。外でカバーを外してから取り込むようにすれば、室内に花粉が入り込むのをある程度防げるだろう。

枕元の花粉を掃除する

寝ているときに枕元に落ちている花粉を吸い込まないように、枕の周囲はこまめに掃除しよう。
枕の周り1m程度を、粘着テープクリーナーなどを使って花粉を取り除くのがおすすめだ。

空気清浄機を活用する

近年は花粉除去機能を搭載した空気清浄機も多く登場している。空気清浄機を持っている場合は、寝室で積極的に活用しよう。就寝時も稼働させるとより効果的だ。

掃除しやすい部屋にするには?レイアウトと家具選びのポイント

衣服についた花粉を家に持ち込まないことも大切

外出から帰宅したときは、衣服についた花粉をできる限り落としてから室内に入るように習慣付けよう。上着だけでなく、ボトムスや帽子、マフラーなど、身に着けているもの全体に花粉が付着している可能性がある。玄関の手に取りやすい位置に衣類用の粘着テープクリーナーや衣類用ブラシを置き、帰宅時にそれらを使って花粉を取り除くことがおすすめだ。

また、花粉の時季に着る服の素材にも配慮したい。特に、一番外側に着るコートやジャケットなどの上着は、花粉が絡まりやすいウール素材は避けて、ツルツルとした花粉を落としやすい素材のものがいいだろう。
なお、すべての花粉を落とすことは難しいため、室内に入ったらすぐに着替えることがおすすめだ。帰宅後は早めに洗顔やシャワーをして、肌や髪に付着した花粉も落とそう。

生活習慣や掃除の頻度を見直して花粉症対策をしよう

今回紹介したように、掃除・洗濯の仕方や服の選び方などの生活習慣を見直すだけでも効果的な花粉症対策になる。
また、花粉が多く飛ぶ時季は家の中へ毎日のように花粉が侵入するため、掃除の頻度も増やしたい。掃除アイテムも床の種類や掃除場所に応じて使い分けるなどして、花粉をできる限り除去しよう。

都内で賃貸物件を探しているなら、REISMがおすすめだ。都内の中古物件をフルリノベーションすることで、各物件の劣化状況や欠陥の有無を診断し、補修している。
また、配管設備からフローリング、塗装まで、こだわりのリノベーション物件を多数そろえているので、ぜひチェックしていただきたい。