一人暮らしの模様替えのポイントは?
テクニックやアイディアも紹介

一人暮らしの部屋を模様替えする際は、限られたスペースでも印象をがらりと変えるために、実践したいテクニックがいくつかある。また、模様替えを効率良く進めるには、事前準備も必要だ。
そこで今回は、一人暮らしの模様替えについて、失敗しないコツや部屋をおしゃれにしたり広く見せたりするためのテクニックを見ていこう。

一人暮らしの模様替えで失敗しないコツ

計画を立てずに模様替えを始めると、イメージどおりにいかなかったり以前よりも生活しにくい部屋になってしまったりと、失敗するおそれがある。
まずは、一人暮らしの模様替えで失敗しないために事前に準備しておきたいことを、3つのポイント別に見ていこう。

模様替え前にレイアウトを決める

模様替えをスムーズに進めるためにも、また「前の部屋のほうが良かった」という結果を招かないためにも、まずはどのような部屋にしたいのか具体的なイメージを決めておこう。
インターネットや雑誌で、参考となるインテリアスタイルや一人暮らしの部屋のレイアウト例を探すのもおすすめだ。

部屋全体を模様替えしたいときは、各スペースや家具類の寸法を測って見取り図にレイアウトすると、作業を進めやすくなる。その際は、コンセントの位置も確認しておきたい。

レイアウトは生活動線を意識する

模様替え後も暮らしやすい部屋にするためには、生活動線を意識したレイアウトを心掛けよう。生活動線を決めておけば家具や家電の配置も決めやすくなる上、部屋を広く見せたい場合はよりレイアウトを絞り込みやすくなる。
日常生活を振り返りながら、洗濯や炊事、掃除といった家事がしやすくなるような動線を確保できるレイアウトにしよう。

不要品はできる限り処分する

模様替えで家具類を動かす前に、不用品はできる限り処分しておきたい。移動させるものの数が減り、作業をスムーズに進めやすくなるためだ。
また、不要なものをなくして収納スペースにも空きが生まれれば、より一人暮らしの部屋をすっきりと見せられるようになるだろう。

部屋の印象が大きく変わる簡単な模様替えの方法

スペースの限られた一人暮らしの部屋でも、模様替えの工夫次第で雰囲気を大きく変えることができる。ここでは、部屋の印象を変えたり広く見せたりするための、6つのテクニックを紹介しよう

大きい家具を動かす

ベッドやデスク、本棚などの大きい家具は、配置や向きを変えるだけでも部屋の印象を変えられる。生活動線を邪魔しないように配慮しつつ、以前とは違う配置や向きとなるように動かしてみよう。

なお、家具類を動かす際は、引きずって床を傷つけないよう注意したい。脚にフェルトなどの傷防止グッズをつけてから動かすなどの対策をしたい。

ファブリック類を変える

寝具やカーテン、ラグ、クッションカバーなどのファブリック類は、手軽にインテリアのテイストを変えられる。カラーや柄、素材などバリエーション豊かな選択肢から選べるため、演出したい雰囲気や季節に合わせて変えると模様替えを楽しめるだろう。

また、カーテンは思い切ってブラインドに変えるとスタイリッシュでおしゃれな印象にできる。選択肢のひとつとしておすすめだ。

インテリアファブリックの魅力とは?アイテム別の上手な取り入れ方

照明を変える

照明も、部屋の雰囲気づくりにおいて大きな役割を果たしている。一人暮らしの賃貸の場合は最初につけられていた照明を保管しておき、退去時に元に戻せば交換しても問題ない。

照明もバリエーションが豊富で、スタンダードなものだけでなく、リゾート風のラタンのペンダントライトや、無骨なスタイルを演出できるアイアン調の照明、アンティーク調の小ぶりなシャンデリアライトなどさまざまなタイプのものがある。こちらも完成させたいインテリアスタイルに合わせて選ぼう。

また、主照明だけでなく間接照明やフロアライトなども取り入れると、昼と夜で部屋の雰囲気をがらりと変えられるだろう。

間接照明も活用したい!一人暮らしのおしゃれな照明

生活感のあるものは部屋の死角に配置

部屋が垢抜けない印象だったり雑然として見えたりする場合は、生活感のあるアイテムが目立つ位置に置いてある可能性も。
特に、生活感の出やすい炊飯器や電子レンジといった家電類やダストボックスは、入り口の手前側などの死角に配置しよう。部屋に入ってきたときに目に入りにくい配置にすれば、より洗練され、すっきりとした印象にできる。

部屋を広く見せる工夫をする

一人暮らしの部屋を広く見せるためには、入り口手前の壁際に背の高い家具を置き、背の低い家具ができるだけ視界に入るようにしよう。そうすることで。背の高い家具の圧迫感を抑えられる。床に置くものをできる限り減らして、床面を多く見せるのもポイントだ。

また、カラーコーディネートで部屋を広く見せることもできる。天井や壁がホワイト系の部屋であれば、ホワイトやベージュなどの淡い色をベースにした明るめカラーのインテリアで統一すると、広く見せることが可能だ。さらに、大きめの鏡を置いたり壁に掛けたりして、空間を広く見せるテクニックも効果的といえるだろう。

一人暮らしの部屋を広く見せる家具選びのコツ

観葉植物や季節に合わせた雑貨を飾るスペースを作る

模様替えで部屋のテイストに悩んだら、観葉植物を置いてリラックスできる雰囲気を演出するのもおすすめ。サイズや種類はもちろん飾り方もさまざまなタイプがあるため、配置したいスペースに合わせて選ぼう。コンセント周りなどの雑然としがちなスペースにグリーンを置けば、目隠し効果も得られる。

また、雑貨や書籍をおしゃれにレイアウトできるオープンシェルフを設置すれば、気分や季節に合わせて、飾るアイテムを変える楽しみが生まれる。
部屋に入ったときに自然と視線が行く「フォーカルポイント」に配置すれば、部屋の印象を決定付けたり、生活感のあるスペースから視線を遠ざけたりすることもできるだろう。

人気スタイリストが伝授!一人暮らしの部屋にグリーンをおしゃれに置くには?(前編)

一人暮らしの模様替えは具体的なイメージを決めることがポイント

模様替えを効率良く進めて、なおかつ失敗しないためには、今回見てきたように事前準備が欠かせない。その際、どれだけ具体的に理想の部屋をイメージできて、レイアウトやコーディネートをそれに近づけられるかが重要だ。どのような空間にしたいのかを明確にした上で模様替えを行い、新鮮な印象の部屋での生活を楽しもう。

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