インテリアファブリックの魅力とは?アイテム別の上手な取り入れ方

カーテンやソファ周り、ベッドなど、部屋の中のさまざまな場所に取り入れられる「インテリアファブリック」は、色や柄、素材の選び方次第で部屋の印象を大きく左右する。イメージどおりの部屋にするためには、アイテムを上手に選んでコーディネートすることがポイントだ。

そこで今回は、主なアイテム別にインテリアファブリックの選び方を紹介する。コーディネートで失敗しないためのコツも見ていこう。

まず押さえたい!おしゃれインテリアの基本ルール

インテリアファブリックとはインテリアに使用される布や生地のこと

インテリアファブリックとは、インテリアアイテムに使用される布・生地のことをいう。具体的にはカーテンやラグ、クッションカバーやソファカバー、ベッドカバー、テーブルクロスなどが挙げられる。
まずは、インテリアファブリックがどのような役割を担っているのかを確認していこう。

インテリアファブリックは家の雰囲気を大きく左右する

インテリアファブリックが使用されたアイテムは多く存在し、アイテムの選び方やコーディネートの仕方次第で部屋の雰囲気は大きく変わってくる。

各アイテムの色やデザイン、形状などのバリエーションも豊富なため、色を統一したりインテリアの中でアクセントにしたりすることで、おしゃれに部屋を演出することが可能だ。

敏感肌でも安心して使えるアイテムも豊富

インテリアファブリックはソファ周りやベッドなど肌に直接ふれるアイテムも多いため、素材のバリエーションも豊富。敏感肌の人はシルクやコットン、麻などの肌に優しい素材でそろえるのがおすすめだ。ポリエステルやナイロン、レーヨンなどの素材は、敏感肌の人には不向きなため注意したい。

心地良く部屋でくつろげるかどうかにも影響するため、インテリアファブリックは日々の生活の質も左右するといえるだろう。

アイテム別・インテリアファブリックの上手な取り入れ方

インテリアファブリックは、選び方次第でインテリアの印象を大きく変える。ここからは、家の中の主なアイテム別に、インテリアファブリックの選び方やコーディネートのポイントを見ていこう。

カーテン

カーテンは、閉めたときに部屋の中で特に大きな面積を占めるインテリアファブリックだ。部屋全体となじみやすい色でコーディネートするためにも、インテリアの軸となる天井や床、壁の色に合わせて選ぶといいだろう。
色や柄選びに悩んだら、求めるイメージに合わせて選ぶのもおすすめだ。例えば、白・アイボリー系なら清潔感を、花柄や明るい柄なら華やかな雰囲気を演出できる。季節に合わせて、色や柄を変えてもいいだろう。

また、カーテンは色や柄のバランスも重視したい。カーテンは一般的に、レースカーテンとドレープカーテンに区別され、多くの場合、この2つを重ねてかける。
そこで、例えばレースカーテンをカラフルなものにするなら、重ねるドレープカーテンはシンプルな色や柄のアイテムにするなどして、「大柄×華やかな素材」「派手な色×奇抜な柄」といった組み合わせにならないよう、色と柄のバランスに注意しよう。

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間仕切りのカーテン

空間を仕切るためのカーテンは、透け感のある布で、適度に光と風通しの良さを感じられる空間にするのがおすすめだ。透け感のある素材のカーテンなら圧迫感を抑えられ、部屋が窮屈に感じにくくなるだろう。

ラグや絨毯

床に敷くラグや絨毯も、サイズや形状、色や素材のバリエーションが豊富だ。
比較的どのような部屋にも合わせやすいのは、シンプルな四角型のラグマット。アクセントが欲しい場合や個性を出したいときは、円形や変形タイプを選ぶなど、サイズや形状で部屋の印象が変えることができる。

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ソファ周り

ソファ周りのアイテムは、ソファカバーをベースにコーディネートしよう。
ソファカバーが無地ならクッションや周りのラグでアクセントをつけて、柄物なら反対にクッションやラグはシンプルなものを選びたい。
ソファカバーは、下記のように演出したいイメージや目的に合わせて選ぶと良い。

<ソファカバーを選ぶ際のポイントと主なイメージ>
・大きい布をざっくりと掛けて、リゾート風のイメージ
・すっきりとしたストライプ柄で、爽やかなイメージ
・ソファの一部に布を掛けてインテリアのアクセントに
・マルチカバーを被せてレザーのソファのイメージを変える

ベッド

ベッドをおしゃれにコーディネートできるアイテムとして人気なのが、ベッドメイキングの仕上げに使われる「ベッドスプレッド」。ベッドスプレッドとは、いわゆるベッドカバーのことで、掛け布団の上に掛ける大きな一枚布のことをいう。

ベッドスプレッドと枕カバーの色味をそろえれば、統一感が出てすっきりとまとまった印象にできる。
また、円形のベッドスプレッドなら、シンプルなベッドカバーでも個性が出るため、寝室のコーディネートに変化をつけられるだろう。

ダイニングテーブル周り

ダイニングテーブル周りは、布張りのダイニングチェアやテーブルクロス、ランチョンマットなど、実はインテリアファブリックが多く取り入れられるスペース。下記のような方法でテーブルコーディネートして、食事スペースをおしゃれに演出しよう。

<ダイニングテーブルの周囲に取り入れたいインテリアファブリックの例>
・テーブルと同系色のテーブルランナーを敷いて上品にまとめる
・モノクロのテーブルクロス×カラフルな食器で色合いにメリハリをつける
・ダイニングチェアの布と同系色のファブリックを選んで統一感を出す
・カウンターの雑貨類とランチョンマットやコースターの色や柄をそろえる

インテリアファブリックを選ぶときの注意点

インテリアファブリックは、ほかのアイテムとの組み合わせや手入れのしやすさを考慮せずに選ぶとインテリアに統一感が出る。次の2点に注意しながら、長く快適に使えるインテリアファブリックを選ぼう。

色と柄の組み合わせのバランスを考慮する

インテリアファブリックは柄物や派手な色ばかりでそろえると、部屋全体が雑然とした印象になってしまう。
面積の大きいファブリックが無地なら柄物の小物でアクセントをつけるなどして、色や柄のバランスを考慮しながらコーディネートしよう。

手入れのしやすさも考慮する

毎日使用するインテリアファブリックは、自宅で洗えるものがおすすめだ。
特に汚れやすいクッションカバーやランチョンマット、テーブルクロスなどは、手軽に洗える素材かどうかも踏まえて選びたい。

インテリアファブリックなら手軽に模様替えも楽しめる

ベッドやテーブル、ソファといった大型のインテリアアイテムは、一度購入するとしばらく使うものも多い。その点、インテリアファブリックは気分で使い分けたり季節に合わせて変更したりと、手軽に交換しやすい点が魅力だ。
演出したいイメージやほかの家具とのバランスも考慮しながらアイテムを選び、インテリアファブリックを使った模様替えを楽しもう。

なお、インテリアを楽しむなら、自分の個性を表現しやすいREISMの賃貸物件がおすすめだ。中古物件をフルリノベーションした部屋は、30タイプのコンセプトがあり、住む人の毎日をワクワクしたものにしてくれるだろう。フローリングや塗装にこだわった本物素材の内装で、理想のインテリアを楽しんでもらいたい。