リズム株式会社リノベーション事業部主任・田原未弥子が、リズムの物件の入居者たちによるハイセンスなインテリアアレンジ実例を紹介する連載。第4回は、りんご箱やワイン箱など、木製のシンプルな箱を使った収納パターンをご紹介します。
木のナチュラルな質感を活かし、雰囲気良く、肩肘張らずに収納できるのが特徴。四角い箱ならではの「すっきり整えられた感じ」も魅力です。さっそく、実例を見ていきましょう。
▶vol.1 壁面装飾
▶vol.2 棚上ディスプレイ
▶vol.3 香り
キッチンの下にりんご箱を2つ重ね、調理道具を収納しています。こんな風に箱に入れるだけで、まるでナチュラル系の雑貨屋さんのように、きちんと陳列されている感じが出ますよね。
あまり見せたくない物を、布で目隠ししているところにもご注目を。違和感を与えない布選びがお見事です。
こちらは、りんご箱を3つ使った例です。箱をきれいにそろえて置くのもいいですが、あえて整然と並べずに、このようにラフに重ねてもさまになりますね。
使い込まれた箱の質感と相まって、インテリアの絶妙なアクセントになっています。ラフに箱を積んだことで空いたスペースは、この方のようにディスプレイ空間にしても◎。
りんご箱を下駄箱にするというアイディアも、すごくいいと思いました。りんご箱の奥行きは約30cmで、靴がちょうどすっぽり収まるサイズなんです。
どんな物件にも、大抵は下駄箱がついていますが、靴が多いと収まりきらなかったりしますよね。それで、靴を玄関に出しっぱなしにすれば、乱雑な印象になってしまうのは否めません。
そんなときに、シンプルですっきり収納できるりんご箱が活躍します。後から箱を足していけるのも便利ですよね。
レコードは、りんご箱にもワイン箱にもすっきり収まらない大きさなんです。でも、雑貨屋さんなどには、こんなピッタリなサイズの木箱があったりもします。
これは、木の質感が注目ポイント。こういったスムーズな質感の物を選べば、きれいめな雰囲気にも合いますよ。木箱は木の風合いによって印象がガラリと変わるので、カジュアル路線にしたいのか、きれいめ路線にしたいのかなどをイメージしてから探すのがいいと思います。
本は、冊数が多いとかなり重いので、仕切り板だけでじかに立てようとすると不安定になりがち。でも、木箱を本棚として使えば、このようにきれいに収納できます。
箱を設置することで、種類ごとに本を区分けしやすくなるのもいいですよね。
ちなみに、こちらの木箱の本棚は、左右の箱で高さも奥行きも違うのですが、箱の質感がそろっているので、並べても違和感はありません。
奥行きの浅い箱は本がはみ出すので、表紙をあえて見せたいビジュアル重視な本を収めるのに向いています。
ルーターや電源コード類は、裸で置くとゴチャゴチャして生活感が全開になってしまいます。でも、こんな風に木箱にコードを収めれば、雰囲気を損ねることなく整理することが可能。
この箱は、インテリアショップのオリジナルアイテムですが、普通のりんご箱を活用してもインテリアになりそう。取っ手や木の隙間にコードを通しても良さそうですね。
こんな荒削りなつくりの木箱もあるんですよ。日用品をザクッとラフに入れるのに向いていそうですね。
ただ、中をあまり見せたくなかったり、ほこりをよけたかったりする場合は、この方のように新聞紙などで覆うと良さそう。見栄えのいい、英字新聞を使っているところも素敵です。
りんご箱などの木箱は、最近はネットでもさまざまなタイプの物が手に入ります。また、使い込んだ箱は、古道具屋さんやインテリアショップで売られていることも。商品の陳列用に使われていることもあるので、「これ、購入できますか?」「どこで手に入れられますか?」などと聞いてみるのも手ですね。
木箱の値段は数百円から数千円まで幅広くありますが、普通に収納棚を買うよりは、断然安く済みます。リーズナブルで使い勝手良く、雰囲気良く収納できる木箱を、ぜひ取り入れてみてください。
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