フォーカルポイントはインテリアに影響大!上手な作り方とは?

「フォーカルポイント」とは、部屋に入って最初に目に入る場所のこと。自然と視線を集めるフォーカルポイントを作ると、空間に奥行きが生まれて広く感じられることをはじめ、さまざまな効果が得られる。
そこで今回は、部屋の印象を大きく左右するフォーカルポイントの作り方を見ていこう。

フォーカルポイントとは?

フォーカルポイントとは部屋に入ったときに最初に目に入る場所のことで、自然と人の視線を集められるスペースやインテリアアイテムを指す。
フォーカルポイントの代表としては、欧米の暖炉や日本の和室にある床の間などが挙げられるが、ほかにもさまざまなインテリアアイテムでフォーカルポイントを作ることができる。

フォーカルポイントがあることで、下記のような効果が期待できるため、一人暮らしの部屋や狭いと感じる空間、インテリアにまとまりがないと感じるスペースなどは、フォーカルポイントを作ってみるといいだろう。

<フォーカルポイントの効果>
・部屋全体にメリハリが生まれる
・空間に奥行きが出て、部屋が広く感じられる
・部屋におしゃれなスペースができる
・インテリアアイテムの見せ場ができる

フォーカルポイントの作り方

フォーカルポイントは、下記の3つのステップで作ることができる。各ステップのポイントと併せて見ていこう。

1. フォーカルポイントを作る場所を決める

まずは、フォーカルポイントを作る場所を決めよう。次のように、その空間に入って最初に目に入る場所がおすすめだ。

<効果的なフォーカルポイント>
・玄関:下駄箱の上や壁のニッチ(壁面を凹ませた飾り棚)
・リビング:部屋に入ったときの向かい側のコーナー

フォーカルポイントを作る場所には、背の低いチェストや中にディスプレイスペースがあるキャビネットなどがあると良い。
もし、フォーカルポイントを作りたい場所に備え付けの飾り棚などがなければ、ウォールシェルフを設置したり、新たに棚を置いたりしてディスプレイできるスペースを作るといいだろう。

部屋の広さの都合などで、飾り棚などを置くことが難しければ、鏡やアートなどを直接壁に掛けることでもフォーカルポイントを作ることができる。

2. ディスプレイのテーマを決める照明

フォーカルポイントを作る場所に、どのようなテイストのディスプレイがしたいのかを決めよう。
フォーカルポイントがその空間で浮かずに自然と溶け込むためにも、部屋の内装や、すでにある家具とのバランスを考慮することが大切だ。壁や床、周囲のインテリアなどのカラーや素材感を踏まえて、ディスプレイするアイテムを決めるといいだろう。

また、絵画やアートボードを飾ればアーティスティックに、観葉植物を置けばナチュラルテイストになる。好みのテイストを決めれば、アイテムも選びやすくなるだろう。

3. アイテムをディスプレイする

実際にフォーカルポイントにアイテムをディスプレイしよう。ディスプレイを終えたら、フォーカルポイント以外の場所はできるだけシンプルにコーディネートして、フォーカルポイントを強調することが重要だ。

フォーカルポイントの周囲にも主張の強い色や柄、インテリアアイテムなどがあると空間にメリハリがつかず、まとまりのない印象となってしまう。
部屋全体のインテリアのバランスを見直して、フォーカルポイントに視線が行くようにコーディネートしよう。

フォーカルポイントづくりにおすすめのアイテム

続いては、フォーカルポイントにディスプレイするのにおすすめのアイテムを5つに分けて見ていこう。
なお、フォーカルポイントに置くアイテムは、まずはメインとなるものをひとつ決めておくと失敗しにくくなる。主役のアイテムを決めて、バランスを見ながら周囲のディスプレイも決めていくことがポイントだ。

観葉植物

観葉植物は、どのようなインテリアスタイルとも合わせやすい人気のアイテムだ。枝や葉、植木鉢などの持つ曲線に存在感があり、グリーンの持つフレッシュさが部屋に温かみや癒しの雰囲気を与えてくれる。

床に置く場合は、高さ150cm以上の大型の観葉植物を選ぶとインテリアの主役にすることができるだろう。飾り棚などに置くのであれば、小ぶりの鉢をいくつかディスプレイするのもおすすめだ。

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ソファ

ソファは、リビングに置くインテリアの主役になるアイテムだ。入り口の対角線上に正面を向けて置くことで、ゆったりとくつろげる場所が視界に入るようになり、居心地の良い空間を演出できるだろう。

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絵画や雑貨

フォーカルポイントにお気に入りのアートや雑貨をディスプレイして、こだわりの空間にするのも人気の方法だ。
お気に入りのアイテムをまとめて飾る場所をフォーカルポイントにして、季節や気分に合わせて変えることで手軽に模様替えも楽しめる。

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フロアスタンドやブラケット

照明の明かりは自然と視線が集まり温かみを感じられるため、フォーカルポイントに置くと効果的だ。
フロアスタンドや壁に取り付けるブラケット照明なら、ディスプレイしたい場所に柔軟に設置することができるだろう。

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大きな鏡は奥行きを出し、空間を広く感じさせる効果がある。スタンドミラーや壁掛けタイプなど、ディスプレイしたい場所に合わせて形状を選ぼう。
鏡は、アイアンや木製などフレーム素材のバリエーションが豊富なため、インテリアのテイストに合わせて選びたい。

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フォーカルポイントを作ればインテリアの方向性も決めやすい

フォーカルポイントはその空間で最も視線を集める、いわばインテリアの主役ともいえる場所。部屋全体のインテリアのテーマや方向性に悩んだときは、まずフォーカルポイントのテイストや置きたいアイテムを決めると周囲もコーディネートしやすくなるだろう。フォーカルポイントを上手にディスプレイしながら、お気に入りの空間を作り上げてみよう。

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