DIYを始めるにあたって、そろえておきたい工具。ホームセンターには初心者向けからプロ向けの物まで、さまざまな工具が販売されているため、まずどれをそろえるべきか悩んでしまう人もいるのではないだろうか。
ここでは、DIYを始めるにあたって必須ともいえる工具を紹介。DIYの基本工程となる「測定」「加工」「組み立て」の3つのステップ別に、そろえておきたい工具を見ていこう。
材料やDIYしたいスペースの長さ・高さ・幅などを測るためには、メジャーやものさしは必須。まずは測定に便利な工具を見ていこう。
寸法を測ったり、目印をつけたりするために欠かせないメジャーやものさし。
メジャーは、5.5m程度測れるタイプが使い勝手がいい。また、幅は広いほうが長く伸ばしたときに折れにくくなるため、1.5cm以上が◎。ロック機能がついていると安定するため、さらにいいだろう。
一方、ものさしはステンレス製で30cmのものが傷付きにくく、リーズナブルに購入できる。予算があれば、アルミ製の60cmタイプもそろえておくと、測定時により役立つだろう。ものさしは、ストッパーがついた物にすると便利だ。
さしがねは、材木などの長さや直角を測るために使われる。メジャーやものさしとは別にそろえておくと、何かと役立つ。
さしがねがあれば簡単に直角を出せ、木材にあてればすぐに垂直の線を引くことが可能だ。
さしがねと同様に、直角を測ることのできるスコヤ。さしがねとの大きな違いは、台がついていること。測定したい材料などに台を引っ掛けることで、端からの直角を正確に測定することができる。
台によって、ぐらつきも防止できるため扱いやすく、あると重宝する工具のひとつといえるだろう。
続いて、材料をカットしたり穴を開けたりと、加工をするために必要な工具をチェック。
材料をカットする際に使う、代表的な工具がのこぎりです。木工用や金属用、樹木伐採用など、目的に応じてさまざまなタイプが登場している。DIY用ののこぎりであれば、木工用を選ぼう。
また、のこぎりには、木目の方向に沿ってカットする「縦挽き」タイプと、木目の直角方向にカットする「横挽き」タイプがある(縦横兼用タイプもある)。縦挽きの刃はピッチ(刃と刃の間隔)が大きく、横挽きはピッチが小さい。
初心者が購入するのであれば、ピッチが小さくスムーズに切り出すことができる、横挽きタイプがおすすめだ。
電動丸のこは、長さや厚さのある木材を切る際に役立つ工具。手動ののこぎりよりも正確かつスピーディーに材料を切断できるため、本格的にDIYをしたい人にとって憧れの工具とされている。刃のタイプを変えれば、厚みのある角材や金属など、さまざまな材料の切断にも対応できるのがメリットだ。
電動丸のこがあればDIY作業の幅も広がり、効率も大幅にアップできるだろう。
木材に穴を開けたり、ビスを打ったりすることができるインパクトドライバー。特に木工作業では、長いビスを打ったり大きな穴を開けたりする際に、ドライバードリルの力では難しいケースもある。
その点、インパクトドライバーであれば、先端のビットを交換することで多様なサイズの穴を開けたり、ビスを打ち込んだりすることが可能だ。
サンドペーパー(紙やすり)は、材料を加工する際に、最後のステップで役立つアイテム。購入したばかりの木材の縁や、カットした後の木材のささくれなどをなくすために、サンドペーパーで研磨する作業が発生する。
サンドペーパーには目の粗さを表す番号があり、数字が小さいほど目が粗く、数字が大きいほど細かくなっていく。DIYを始めるにあたっては、「80番・120番・240番」の3タイプをそろえておくと◎。
最後に、カットしたり加工したりした材料を組み立てていく工程で必要な工具を見ていこう。
クギを打つために必須の金づちは、解体の際にも重宝する。
クギが埋もれてしまった木材などを解体したい場合、クギ抜きでは太刀打ちできないというケースも珍しくない。そんなときは、金づちでクギが打たれているのとは逆の方向に向かって強く叩けば、解体することができる。
ドライバーは、DIYをしなくても家にひとつはあるという人も多いはず。DIYを目的とする場合、プラスドライバーはビスのサイズに合わせていくつか用意しておきたい。力を入れやすい、グリップが大きいタイプが◎。
机や棚などの家具から簡単なインテリアアイテムまで、クギやビスを打つ前にボンドで接着させておくと、強度を高めることができる。丈夫で安定したものに仕上げるためにも、ボンドで接着させる工程は重要。
こちらも、木工用や金属用、ガラス用など、用途によってさまざまなタイプがあるため、DIYの内容に適した物を購入しよう。
測定器やのこぎり、ドライバーなど、DIYで使用する工具は、一度購入したら長く愛用できる物を選びたい。
DIYのクオリティをアップさせるためにも、価格の安さや見た目だけで決めてしまわず、実際に手に持ってみた感覚や使い勝手の良さも十分に考慮して、機能性の高い工具をそろえていこう。
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