アパートやマンションなど、集合住宅物件でのベランダ掃除の際には、近隣に気を使うという人もいるだろう。掃除方法や時間帯によって、近隣トラブルに発展するおそれがあるからだ。
そこでこの記事では、ベランダの汚れの原因や掃除前に知っておきたいことや、アパートやマンションのような賃貸物件での効果的な掃除方法とマナーについて解説する。
アパートやマンションのような集合住宅のベランダは、各戸についてはいても、専有部分ではなく共有部分だ。そのため、ベランダを掃除する前に、いくつか確認しておきたい点がある。
賃貸契約において、ベランダ掃除に関する規定が設けられている場合がある。賃貸物件によっては、ベランダを掃除する際には、水を使ってはいけないと規約で定められている。
さらに、掃除方法や掃除の頻度、禁止事項などが定められている可能性もあるため、ベランダを掃除する前に、まずは規約やポリシーを確認しよう。
なお、規約やポリシーに反した場合、違約金が発生したり、退去時に敷金の一部が戻らなくなったりするなどのトラブルが起こることもあるため、注意したい。
賃貸物件のベランダを掃除する際には、その時間帯についても考慮したい。夜間や早朝の掃除は、近隣に迷惑をかける可能性があるので、適切な時間帯に行おう。
また、利用する掃除道具についても配慮が必要な場合がある。強力な洗剤を利用すると、水に流した際に環境に悪影響を及ぼす可能性がある。ベランダの床を掃除する際に硬いブラシを使うと、床を傷つける原因にもなる。
ベランダの汚れの原因は、落ち葉や鳥のフン、ほこり、カビ、水滴などによるものが多い。これらの汚れが積もると、見た目だけでなく、室内の衛生状態にも影響を与えることがあるため、定期的にベランダを掃除して、汚れを取り除こう。
ベランダの床の掃除はこまめに行い、汚れや水を上手に扱うことがポイントだ。まずは、掃除の手順について見ていこう。
ベランダを掃除する際には、まずは、ざっと表面のゴミやほこりを取り除こう。ほうきやモップを使用して、汚れをまとめると良い。
ベランダ表面のゴミやほこりを取り除いたら、洗剤を使って床を拭こう。適量の洗剤を水で薄めて雑巾やスポンジに浸け、床をこすり洗いする。
この時、掃除の音や水量、洗剤の泡などで、近隣に迷惑をかけないように注意したい。
最後に、水を使って洗剤を流す。このとき、水が広範囲に広がらないように注意し、排水口に近づけて水をかけるのがポイントだ。床の水気を拭き取り、乾かすことで、掃除は完了となる。
ベランダは外気にさらされているため、汚れの原因もさまざまだ。そこで、主なベランダの汚れ別に対処法を見ていこう。
排水口の汚れを放置すると、においや詰まりといった問題に発展するおそれがあるため定期的に取り除きたい。
まずは、排水口に溜まったゴミや汚れを取り除こう。さらに、洗剤を含ませたブラシなど使って、排水口の内側をこすって汚れを落とすと良い。
最後に、排水詰まりを防ぐためのガードを設置する。ゴミが排水口に入りにくくなり、詰まりの原因を軽減することができるだろう。
鳥のフンには雑菌や病原菌が含まれていることもあるため、放置せず、見つけたらすぐに掃除しておきたい。また、コケも放置すると、建材を傷めることもあるため、できるだけ早く取り除こう。
鳥のフンには熱湯をかけてやわらかくし、拭き取ると良い。その後、除菌効果のある洗剤や、場合によっては消毒液などを使うと安心だ。
コケを取り除くには、お湯を使うと良い。コケに直接お湯をかけて、こすって落とそう。ただし、外壁や建材によっては高温で傷んでしまう可能性があるので注意が必要だ。コケに直接かけて落とすコケ取り専用の洗剤もあるため上手に使いたい。
ベランダは共有部分であるからこそ、賃貸物件によっては、掃除方法などについて細かく規約で定められている場合もある。そのため、掃除をする前に、しっかりと規約やポリシーを確認しておきたい。ベランダ掃除は、隣人への配慮や使用する掃除道具の選び方にも気をつけよう。
また、掃除方法だけではなく、ベランダに放置されたゴミが風で飛ばされることで、隣接住戸の迷惑となってしまうこともあるため、ゴミや汚れを床に放置せず、しっかりと片付けたい。
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