甘くなりすぎず、ナチュラルで上品な印象を与える「シャビーシックインテリア」。アンティーク家具を多く使うイメージから、気軽に実践するのは難しいと思う人もいるかもしれない。
しかし、カラーや素材などに着目して上手にアイテム選びをすれば、誰でもシャビーシックインテリアを部屋に取り入れることができる。
そこで今回は、シャビーシックインテリアを取り入れる方法や、家具の選び方を紹介しよう。
シャビーシックインテリアの名称は、「古めかしい」という意味を持つ「shabby(シャビー)」と「上品で垢ぬけた」という意味の「chic(シック)」を掛け合わせたことが由来となっている。
シャビーシックインテリアでは、古めかしい雰囲気を演出するアンティーク家具や雑貨を使いながら、ナチュラルな雰囲気をベースにした上品で女性らしいスタイルの部屋づくりをしていく。
ガーリーでありながら品の良さやナチュラルさも併せ持つことから、90年代に大流行したインテリアスタイルでもある。近年再び人気が高まっているため、耳にしたことがある人も多いだろう
自分の部屋をシャビーシックインテリアスタイルにしたいときは、シャビーシックインテリア向きのカラーや素材を踏まえて家具や雑貨を選ぶことが大切だ。
ここでは、シャビーシックインテリアを実践するための4つのポイントを見ていこう。
シャビーシックインテリアのナチュラルで落ち着いた雰囲気は、古さや経年変化を感じさせる家具や雑貨で演出できる。アイテム選びの際は、アンティーク家具やクラシックな風合いのリプロダクション家具を重視すると良いだろう。
リプロダクション家具とは、昔に流行したデザインを再現・復刻した製品で、アンティーク家具と比べてリーズナブルな点が魅力。アンティーク家具には手が届かない場合でも、シャビーシックインテリアに活かせるアイテムを見つけられる可能性がある。
シャビーシックインテリアは、ホワイトやクリーム、ライトグレーなどをベースにした明るい雰囲気が特徴。ベースとなる色をプラスする場合も、ペールトーンやライトグレイッシュトーンなど、明るめのカラーを選ぼう。
差し色には淡いピンクやブルー、ブラウン系の色が多く使われるが、色数を多用しない落ち着いたスタイルも人気だ。
なお、ブラックは、シャビーシックインテリアのイメージから遠ざかってしまう可能性があるため、極力避けたほうがいいだろう。
シャビーシックインテリアの雰囲気づくりでは、素材感も重要。ツルツルとした質感よりも、経年変化を感じさせるような、ざらっとした質感の家具や雑貨をメインに取り入れたい。
なお、ウッド調の柄やブラウンが目立つとカントリースタイルに寄ってしまうため、ホワイトやグレーに塗装されたアイテムがいいだろう。ファブリック類も、天然素材のリネンやコットンがおすすめだ。
柄は花柄やフリルなどを多用するとフェミニンで甘い印象になるが、あえて柄は避けて控えめなフリルやレースで落ち着いた大人の女性らしさを漂わせる程度でもシャビーシックなイメージを演出できる。
シャビーシックインテリアの部屋にアクセントが欲しいときは、ゴールドやシルバー、ブリキなどの金属系の小物や雑貨をプラスするとなじみやすい。
また、ワイヤーのアートワークやバスケットなども、シャビーシックインテリアのカラーや素材感と相性が良い。
インテリアスタイルを変更したい場合、スタイルに合わせた家具選びをできるかどうかが重要だ。
ここでは、空間の雰囲気を左右しやすい「大型家具」「カーテン」「ラグ」の3つのアイテムについて、シャビーシックインテリアではどのような視点で選べば良いのかを見ていこう。
ソファやベッドなどの大型家具は、丸みのあるやわらかい印象の形状を選ぼう。曲線がシャビーシックインテリアのエレガントな雰囲気を演出してくれる。
また、ソファはカバーがファブリックタイプのものを選んだ上で、さらに布をかけたりクッションを複数個置いたりするとシャビーシックなイメージに。
ベッドは本体がホワイトか明るいグレーに塗装された木製かファブリック製で、ベッドスカートをかけるのもいいだろう。
テーブルやチェストなども、木製でホワイトまたは明るいグレー塗装のものが望ましい。
カーテンは柄や装飾が控えめのラフなデザインのものを選びたい。柄や装飾が派手だと、アンティーク家具や雑貨と主張し合って、落ち着きのない雰囲気になってしまうためだ。カーテンをシェードで代用しても、すっきりと上品な印象になる。
ホワイトやライトグレーなどの明るめカラーで、無地のものなら失敗する心配はないだろう。生地はレースやオーガンジーがシャビーシックと相性が良い。
サイズ・色・素材で部屋の印象も決まる!一人暮らしのカーテンの選び方
フローリングの色が濃く、シャビーシックインテリアの明るいカラーに寄せにくい場合は、ラグを敷くのがおすすめだ。
ホワイトやクリーム系のカラーがベースの、模様やデザインの主張が少ないものを選ぼう。素材は、ウールや光沢感のあるシルクが人気だ。
部屋のインテリアに合わせて選びたい、快適なラグ選びのポイント
大きな家具やインテリアをそろえることが難しくても、モロッコ雑貨をいくつか取り入れると異国情緒感ある空間に。モロッコの革製スリッパであるバブーシュや、モロッコの発祥で少し大きめな円形クッションのプフなどのハンドメイド雑貨が特に人気だ。
インテリアを楽しむなら、自分の個性を表現しやすいREISMの賃貸物件がおすすめだ。中古物件をフルリノベーションした部屋は、30タイプのコンセプトがあり、住む人の毎日をワクワクしたものにしてくれるだろう。フローリングや塗装にこだわった本物素材の内装で、理想のインテリアを楽しんでもらいたい。
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