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玄関の扉を開けると、家主のTさんがニコニコと笑みを浮かべながら
「今日は来ていただきありがとうございます。実は、この部屋にあがる際のルールがあって……。部屋中に隠された12体のリーフィアを探してもらいます!」
ポケモンのキャラクター、リーフィア探しから始まったTさんのお宅訪問。ワクワクと胸を弾ませ部屋にあがると、倉庫のような非日常と生活感が融合されたインダストリアルな空間が目に飛び込んできた。
Tさんが住むのは、ヴィンテージライクな赤茶色のタイルに素材の質感を活かしたコンクリートあらわし、無垢材のフローリングが施されたリノベーションシリーズ「Brick」。工業的で無機質な雰囲気はそのままに、部屋中を彩る観葉植物の温かみがバランスよく調和され、何とも心地が良い。

「リーフィアは色んな場所に置いているので、部屋の隅々まで探してみてください。分かりづらい場所にもあるので大変かもだけど(笑)。あ、その前に、このメニューからお好きな飲み物を選んでくださいね」
お部屋を拝見しつつリーフィア探しに本腰を入れようとしたら、フォトフレームに収まったメニューを渡された。


「この部屋に来てくれた人にはおすすめの飲み物でおもてなしするって決めていて。自分で作ったメニューを見せて、好きな飲み物を選んでもらうんです。おすすめはジャスミン茶なんですけど、最近これっていうのに巡り合えて。『ジャスミンの香りは眠りを誘うの?のおいしい紅茶』っていうんですけど、ちょっと飲んでみますか?」
手際よくお湯を沸かし、カップに紅茶を注ぐTさん。ジャスミンの華やかでほんのりと甘い香りが鼻をくすぐる。
キッチンの向かいに置かれたテーブルをカウンターのように使いハイスツールを2脚置いて、天井からはペンダントライトが吊るされている。空間と相まってまるでカフェのよう。スツールの上には、客人をもてなすようにリーフィアがちょこんと腰かけていた。

「リーフィア探しは、会話の糸口になるなと思ってはじめたんです。部屋に置いているものから、相手の好きな物や趣味の話にもつながるかなって。それに、宝探しみたいで楽しいじゃないですか(笑)。メニューを渡して飲み物を選んでもらうのもそうですけど、喜んでもらって笑顔になってほしくて。この部屋に来てくれた人には、全力でもてなしたいんです」
Tさんの全力のおもてなしと紅茶に心が温まったところで、リーフィア探しを兼ねた部屋の探索を再開。改めて部屋を見回すと、重厚感あるレンガ壁と相性の良い家具で揃えられ、落ち着きのあるブルックリンスタイルにまとまめられていることに気づく。


「インテリアには人一倍こだわりがあって。前に住んでいた部屋もかなり作りこんで、インテリアサイトの賞をもらったこともあるんですよ。この部屋は、ヴィンテージ感のあるレンガに合わせて、アイアンを使った家具やレザー製品、植物や木製のアイテムで統一感をもたせました。でも、自分の中ではまだ完成形じゃなくて。ブラインドを変えれば100点なんですけどね(笑)」
インテリアにこだわりを持つTさんにとって、Brickの部屋は感性にピタリとはまり、創造力を刺激したという。部屋に合うものをセレクトしただけじゃなく、DIYしたものもあるそう。キッチン近くにあったペンダントライトは、窓横にディアウォールを取り付け、そこに配管パイプをつけて吊るしている。これだけでは電気はつかないので、ダクトレールから電源をとって吊るすという並々ならぬこだわりが詰まっていた。
洗練された空間を演出し、お家時間を満喫する。そして、ゲストを全力でおもてなしをし、部屋の隅々まで見て触って堪能してもらう。この部屋は、暮らすと見せる(魅せる)が共存する、妥協なきShowルームなのだ。
こだわりが詰まったTさんの部屋。見るところがたくさんありすぎて、リーフィアが見つからない。部屋の中央にある柱と梁の出っ張りの先に足を踏み入れると、アイアンフレームのベッドが置かれ、オープンクローゼットには服がぎっしりかかっていた。
レンガ壁には備え付けの棚が設置されており、そこには多種多様の植物とCDが。右端までくまなく眺めていると、こちらを見つめように置かれたリーフィアを発見!

「リーフィア見つけましたね! 椅子の上に置かれた子と合わせて2体目なので、残り10体です。まだまだありますよ~」
楽しそうに話すTさん。ベッド付近に近づき、下の方をのぞき込んでいると、
「色々触ってみても大丈夫ですし、ベッド下の引き出しも開けていいですよ」
とお許しが。さっそくベッド下の引き出しを開けてみる。


「まぁ、ここにはリーフィアいないんですけどね(笑)。でも、この引き出しは自分で手作りしたんですよ。ベッドのサイズに合わせて板を組み合わせて、通気性を良くするために服を置くところはバーベキュー網にしたんです。取り出しやすいように下にはキャスターもつけました」
きれいに並べられたデニムを横にずらしてもらうと、バーベキュー網が。定型通りではなく、いかに自分が心地よく暮らせるかを考え、それをカタチにしたのだという。
「部屋を良くするために考えるのが好きなんです。色々とアイデアが湧き出てくるんですよ。DIYでいったら、洗面所とお風呂場もかなり手を加えてこだわった場所なんです。そっちも見てみますか?」
一旦、部屋でのリーフィア探索を中断し、Tさんの後を追って洗面所とお風呂場に。玄関をあがってすぐの扉を開けると、ここもしっかりブルックリンスタイルでまとめられていた。



「洗面所も緑をふんだんに使って居心地の良い空間にしたくて。トイレットペーパーホルダーも部屋の雰囲気に合わせてアイアンに変えました。トイレットペーパーも茶系のものにして統一感が出るようにしたんです」
ここにも徹底したこだわり。棚に並べられたセンスの良いアイテムを眺めていると、こっそり隠れていたリーフィアを発見。洗面台の横にも1体置かれていた。まだ隠れているのではと探していると、鏡に映ったお風呂場に驚愕。REISMの物件にこんなお風呂場はあっただろうか……。



「お風呂場の壁は防水タイプの壁紙を貼ったんです。ホワイトタイルがプリントされた壁紙と、土壁っぽい壁紙を貼って変化を持たせました。シャワーヘッドもアンティーク調のものに変えて、照明にはアイアンを被せて部屋との統一感を出しました。あ、でも穴とかは開けてないですよ。原状回復できるDIYなんで心配ないです!」
飾られている植物はイミテーションで、水に濡れても平気だという。部屋に置かれた植物も同様だそう。ここまで自分の思い通りの空間にできたら、生活がより楽しいに違いない。
「自分が想像する一番良いカタチに近づけるように、DIYや空間づくりをしています。こういったことが苦にならないし、むしろ楽しくて。それに、人が来たときに素敵だって言ってくれるのが嬉しいんですよ。うっとりして満足して帰っていったときは『やった!』って思うんです(笑)」
Tさんにとって空間づくりは自分らしさを形作る、いわばアイデンティティの場。見せて魅せることこそ、自身の喜びにもつながっていた。
再び部屋に戻りリーフィア探しを再開すると、Tさんの作業デスクに目が留まる。ポータブルキーボードに録音用のマイク、ヘッドホンなど自宅録音の機材が一通り揃っている。
「YouTubeで音楽配信のインフルエンサーをしていて。ここでレコーディングをしたあとYouTubeで配信しています。たまに趣向を変えた曲を紹介したりもするんですけど、熱した鍋に触れて音が出るキノコのメロディーを曲にして配信したらバズって(笑)。作詞作曲したものを流したり、お笑い要素を取り入れたりと色々やっています」



「オリジナルの曲を収録したアルバムも出しているんですよ。棚の上にあったCD、実は自分のなんです。曲だけじゃなくジャケットにもかなりこだわった、思い入れの深いアルバムで。どんなことも妥協できないんです」
岡山が地元だというTさんは、新規立ち上げの会社に勤めながら音楽活動を勤しんでいたそう。埼玉への転勤をきっかけに音楽活動にも本腰を入れ、この部屋への引っ越しを機に勤めていた会社を辞めたという。
「もともと引っ越すつもりはなかったんです。でも、自分の将来について考えていたときでもあったので、この部屋が自分を後押ししてくれた感じで」
後押しになったというのはどういうことなのだろう。
「いつか都心に引っ越せればいいかなくらいに思っていて、そのいつかのために都内を散歩して住みたい街探しをしていたんです。色々歩いて、自分は表参道や青山のような街の雰囲気が好きだなって気づいて。そんなときに、そこから比較的近いREISMの物件を見つけたんです。レンガを使っていて細部にまでこだわりを持った本格的な造りは、もうドンピシャで(笑)。実際に見たら『ここに住みたい!』って思ったんです。せっかく好きな街で好きな部屋に住むんだったら、好きなことを仕事にしたいと思って。音楽活動に専念する後押しになったんですよね」
このBrickは、Tさんにとってまさに運命を変えた部屋。そんな運命の部屋にも、ちょっとばかり要望があるようで。

「部屋は大満足で問題ないんですけど、ここの建物には駐輪場がなくて。この辺りで駐輪場のあるBrickの部屋があったら嬉しいなって思ってます(笑)。でも、自分で中古マンションを買って、思い通りにリノベーションするのもいいですよね。そういう家に住めるように頑張らないとなぁ」
Tさんが思い描く理想の家とはどんな家なのだろう。つい聞いてみたくなった。
「天井が高い家がいいんですよね。Brickの部屋みたくレンガを使って、ヴィンテージ感を出せたらなって。場所は南青山か代官山あたりだったら最高なんですけど。そのために、35歳までに有名になって一丁前にならないと。もし理想の家を造るときは、REISMさんにお願いしようと思います!」
Brickに住んだことで、将来の展望がさらに広がったTさん。思い描いたものをカタチにするのが得意なTさんのことだ、きっとその未来もそう遠くないに違いない。
残りのリーフィア探しをしながら、そんなことを思った。
Text: Taichi Kodama
Photograph: Hiroshi Yahata

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