東京スカイツリーが見守る「押上」は、毎日賑やかな街。

墨田区の「押上」といえば、東京スカイツリーのお膝元として知られるエリア。言わずとしれた観光スポットのため、押上駅周辺には多くの人々が行き交い、いつ訪れても活気にあふれている。一方で、賑やかな東京スカイツリー周辺を離れると、川沿いの開放的な景色や歴史ある寺社が現れ、押上というエリアが持つ多面性に改めて気付かされる。押上で暮らせば、日本を代表するランドマークに見守られてのびのびと過ごせそうだ。

幅広い世代が安心して暮らせる。

東京スカイツリーに代表される新しさだけでなく、下町らしさも残る押上エリア。いわゆる「江戸っ子」が多いためか、住民同士のつながりが深く、穏やかで親しみやすい雰囲気が感じられる。駅や観光スポットは人の出入りが多いものの、総じて治安が良く、安心して暮らせる地域だ。押上エリアは、アクセス面がとても充実している。「押上〈スカイツリー前〉駅」には、東京メトロ半蔵門線、都営浅草線、京成押上線、東武伊勢崎線の4路線が乗り入れているほか、隣接している「とうきょうスカイツリー駅」からは、東武スカイツリーラインも利用可能。京成線の特急に乗車すれば、成田空港や羽田空港へも一本でアクセスできる。

押上エリアは季節ごとのイベントが充実しているため、アクティブ派なら楽しんで過ごせること間違いなし。スカイツリーでは常に多くのイベントが開催されているほか、隅田川の花火大会や地域のお祭り、アート展示など、楽しいことが目白押しだ。もちろん、押上エリアは休日にのんびり過ごすのにも最適。隅田川などの川沿いは空が広く開放的で、のんびり歩くだけでリフレッシュできる。日本庭園を有する寺社を訪れれば、写真に収めたくなるような美しい風景も楽しめる。

いつでもほっとひと息つけるカフェがそこかしこに。

押上駅から錦糸町駅方面に徒歩6分。「el coffee」は、ビルの1階にひっそりと佇むカフェだ。こじんまりとしているがお互いの距離が近すぎず、のんびりと自分の時間を過ごせそう。el coffeeはスイーツが充実しているので、コーヒー好きだけでなくスイーツ好きも必見。固めのプリンやクッキー、アイスクリームに、フルーツのシフォンサンドなど、全部食べたくなるようなラインナップだ。テイクアウトして、カフェと自宅で二度楽しむのもおすすめ。押上エリアには、純喫茶から今どきの無機質カフェまでさまざまなカフェが集まっている。休日にはのんびりとカフェ巡りを楽しもう。

押上駅からすぐの北十間川沿いにある「Mr.Bakeman Bake&Coffee
」では、いま話題の焼き菓子を楽しめる。ここは、フランスの焼き菓子「カヌレ」をパイ生地でアレンジした「パヌレ」の発祥店。メディアからも注目されているスイーツを、ぜひ試してみて。押上駅を挟んだ反対側には、姉妹店の「BANANA FACTORY」がある。バナナづくしのドリンクやスイーツを楽しみたいなら、こちらも要チェックだ。東京ソラマチの中にある「アメシン」は、浅草に本店を持つ飴細工店。店頭には色とりどりかつ精巧なつくりの飴細工が並んでおり、目にも楽しい。江戸を代表する文化のひとつである飴細工は、東京みやげにおすすめ。

街のシンボル、スカイツリーとともに暮らす。

「押上温泉 大黒湯」は、露天風呂からスカイツリーを眺められる贅沢な銭湯。昼過ぎから翌朝10時まで、オールナイトで営業している。壁に富士山が描かれた昔ながらの内湯や、開放的な露天風呂のほかに、2種類のサウナも楽しめる。2階にあるウッドデッキでスカイツリーを眺めながら整う時間は、至福と呼ぶほかない。大黒湯から亀戸駅方面に向かう途中には、藤棚で有名な「亀戸天神社」がある。4月に行われる「藤まつり」では、境内いっぱいに藤の花が咲き誇る。ほかにも、「梅まつり」や「菊まつり」など、一年を通して美しい花々を楽しめる行事が行われている。

街のどこからでも見える「東京スカイツリー」は、押上エリアのシンボル。東京スカイツリー周辺の「東京スカイツリータウン」には、ショッピングセンターや水族館、プラネタリウムなどがあり、ショッピングやアクティビティを存分に楽しめる。高さ634mのスカイツリーは、世界一高いタワーとしてギネスから認定済。地上450mの展望回廊から見下ろせば、ミニチュアのような東京の姿に驚いてしまうはず。
押上エリアなら、都心部ならではの利便性はもちろん、美しい自然や新しいカルチャーにも触れられる。多彩な魅力が広がる押上では、充実した生活を送れること間違いなし。