帰るとほっとする。懐かしさの残る「方南町」での自分らしい生活。

杉並区の「方南町」は、東京メトロ丸の内線分岐線の終点。駅から地上に出るとすぐに商店街が広がり、どこか懐かしさを感じるアットホームな街だ。方南町は杉並区の西部に位置し、新宿まで電車なら約10分、バスなら約20分とアクセスが抜群。タクシーでも2,000円程度の距離なので、帰宅が遅くなっても安心だ。丸の内線は東京や池袋といった主要駅のほか、高円寺・荻窪などの人気エリアにも通じている。一旦新宿まで出れば各路線へ乗り換えができるので、行動範囲がぐんと広がること間違いなし。方南町の北側には善福寺川、南側には神田川が流れる。川沿いには緑地や遊歩道が整備されており、のんびり散策するにも向いている。休日のたびに、今日はどこへ行こうかと想像を巡らせるのが楽しい街だ。

駅前を中心に広がる商店街が暮らしを支えてくれる。

方南町駅を中心に広がる「方南銀座商店街」は、この地区の顔とも言える存在。150以上の店舗が加盟しており、生活必需品はここで一通り揃えられる。良質な生鮮食品をリーズナブルな価格で購入できるため、自炊派の心強い味方になりそう。もちろん、外食の選択肢にも事欠かない。定食、ラーメン、焼肉、イタリアン、ファミリーレストランなど種類豊富。テイクアウト可能な店舗が多いので、自宅でゆっくり食事したい時にもおすすめだ。

昔ながらの個人商店以外に、チェーン展開のコンビニやスーパー、飲食店、ドラッグストアが出店していることも強み。帰宅が遅くなった日や週末も利用できて便利だ。また、このエリアには個人経営の歯科医院や診療所、学校なども多い。閑静な住宅街とにぎやかな商店街のバランスが良く、安心して暮らせる。

行列のできる人気店が豊富。お気に入りのお店を見つけよう。

実は方南町は、パンやラーメンの激戦区としても知られている。環七通り沿いにある「Gluttony」は、いつも行列ができているベーカリー。店内には数十種類ものパンが所狭しと並び、どれにしようか迷うこと間違いなし。どのパンにも具材やクリームなどがたっぷりと入っておりボリューム満点だ。看板商品の食パン「暴食パン」、食べごたえのあるサンドイッチ、おやつにぴったりな菓子パンなど、食べてみたくなる商品ばかり。「シーズマンベーカー」は、駅から徒歩10分ほどの住宅街にある。店主が小麦の栽培から製粉、パン作りまでを一貫して手掛けており、多くのパン好きが通う店だ。テラス席ではイートインも可能。朝食においしいパンを食べれば、充実した一日を始められそう。

「CLAM&BONITO 貝節麺 raik」は、旨みたっぷりの貝出汁ラーメンを楽しめるお店。定番メニューの塩と醤油のほか、期間限定メニューも選べる。客層は老若男女を問わず、一人でも気軽に訪れられる。方南町には、ほかにも「中華蕎麦 蘭鋳」「濃厚ラーメン かなや」など、それぞれに個性が異なる人気ラーメン店が勢ぞろい。気になるお店を巡るのも楽しそうだ。「fLat coffee」は、その名の通りふらっと気軽に立ち寄れるカフェ。味わい深いコーヒーや、各種スイーツを楽しめる。店内でほっとひと息つくもよし、散策のお供にテイクアウトするもよし。気分に合わせて使い分けたい。

街と自然のバランスが良いことも方南町の魅力。

方南町は、善福寺川と神田川に挟まれた場所に位置する。川沿いの遊歩道は、表通りの喧騒を離れて落ち着いた雰囲気。散策やウォーキング、ランニングなどを楽しむのに最適だ。開放感のある芝生広場が印象的な「広町みらい公園」は、駅から5分ほどの距離にある。天気の良い日にはのんびりとピクニックもできる。「和田堀公園」は、善福寺川沿いにある大規模な公園。競技場やBBQ広場もある、地元民にとっての憩いの場だ。

「多田神社」は、住宅街にひっそりと佇んでいる。毎年8月末には例大祭が行われるなど、地域の人々から親しまれている神社だ。静かで落ち着いた雰囲気に、気持ちがリセットされるのを感じる。読書がしたい気分の時には図書館に足を伸ばしてみよう。「杉並区立方南図書館」は、コンパクトで居心地のいい図書館。土日でも混雑しておらず、快適に利用できる。保育園に併設されているため、絵本などの蔵書が多いことが特徴。童心に帰って、子どもの頃に好きだった本を借りてみたくなる。その日の気分に合わせてフットワーク軽く行動できるのは、周辺環境に恵まれた方南町ならでは。