リノベーション物件だから、おしゃれに暮らしたい!整理収納アドバイザーと叶える理想の部屋

お気に入りのリノベーション物件に住んでいても、仕事や趣味で忙しい毎日を送っていると、つい後回しになってしまうのが部屋の片づけ。
部屋の中にモノが増え、探し物が多くなってくると、せっかくの住まいも十分に楽しめなくなってしまう。
今回は、REISMのリノベーションシリーズ「Organic」に暮らすHさん(30代・男性・IT関連会社員)のお部屋を、整理収納のプロ・吉川永里子さんと一緒に整えていく。

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好きなモノが多いからこそ、収納の仕組みを見直したい

ボードゲームやカードゲーム、仕事で使うガジェット類など、好きなモノがたくさんあるHさん。
モノを減らすことだけを目的にするのではなく、好きなモノを楽しみながら、もっと快適に暮らすための整理収納に取り組んだ。

Hさんが暮らしているのは、ホテルライクなグレータイルと木貼りの壁や天井が印象的な「Organic」のお部屋。
部屋のデザインも立地も気に入っているので、長く住みたいと考えている一方で、仕事が忙しく片づけはつい後回しになりがち。
趣味も多く、特にボードゲームやカードゲームは、お気に入りのコレクションが増えていく一方。
またIT関連の仕事で使うガジェットや機材、たくさんのケーブル類など、持ち物の種類も多い。
自宅で料理を楽しんだり、コーヒーを淹れたりすることもあり、最近ではレコードにも興味が出てきたそう。

「部屋を片づけたら、レコードプレーヤーとスピーカーを置きたいんです」

そんな楽しみな目標もあるHさんだが、片づけを始めても、判断に迷うモノが出てくると手が止まってしまうことが悩みだった。
「捨てること自体が苦手というわけではないんですが、迷うモノが出てくると、もうこのくらいでいいかなと思って、途中で終わらせてしまうことが多いんですよね」
洋服や靴については、長く愛用するお気に入りと、気軽にシーズンごとに買い替えるプチプラアイテムを使い分けるなど、自分なりの基準を持っているHさん。
だからこそ、今回はただモノを減らすのではなく、一つひとつの持ち物と向き合い、これからの暮らしに合った持ち方や収納方法を考えていくことにした。

収納の中身をすべて出して、モノの持ち方から見直す

整理の基本は「捨てる」ことではなく、「今使っているモノを選び取る」こと。
今回の整理収納でまず取り組んだのは、収納ボックスやワゴンに入っているモノをすべて出し、今使っているモノと使っていないモノを区別すること。
収納の中にモノが入ったままでは、何をどれだけ持っているのか、全体像が見えにくい。
中身をすべて出すことで、持ち物の量や種類を把握し、同じ用途のモノがいくつもあることや、今の暮らしでは使っていないモノに気づきやすくなる。

「自分だと、まあいいかなーと思って、全部出すのを避けていました」
そう話すHさんにとって、収納の中身を一度リセットすることは、自分一人ではなかなか踏み切れなかった作業だったようだ。
今回は薬やコスメ類などの細かなモノから、仕事で使う機材やケーブル類まで、幅広いアイテムを整理。
まずは部屋の奥側の寝室コーナーに絞ってモノを出していき、今使っているモノ、これからも必要なモノ、手放せるモノを確認していった。
処分するのに確認が必要なモノなどもあり、迷うアイテムについても判断の基準を整理していった。

片づけでは、収納グッズにモノを収めることよりも先に、何を持ち続けるかを決めることが大切。
必要なモノを選び終えてから、それぞれの使用頻度や使う場所に合わせて収納を考えることで、出し入れしやすく、散らかりにくい仕組みをつくることができる。
作業は3日間、トータル10時間かかったが、モノの取捨選択から収納方法の見直し、収納グッズの選定まで、少しずつ部屋を整えていった。

収納家具も見直して、好きなモノが映える部屋に

「せっかくリノベーション物件なんで、もうちょっとおしゃれにしたいんですよね」
と話すHさんの希望を聞きながら、今回はモノの取捨選択だけでなく、収納家具や配置も見直した。
まずデスク脇のボードゲームを並べていたメタルラックには、目隠しできるような布製のボックスを追加。
これまでバラバラと出しっぱなしになっていたゲーム類が、タイトルやパッケージを眺めながらすっきり収まった。
好きなモノは隠してしまうのではなく、見せながら収納することで、趣味の空間としての魅力もアップする。

キッチン下のワゴンは、1つ1つワゴンごとに収納するモノのジャンルを決めて、取り出しやすい収納に。
細かなアイテムも仲間ごとにまとめることで、必要なモノを探しやすく、戻す場所もわかりやすい収納になる。
さらに、廊下側に置かれていたサイズの違うカラーボックスは、奥行きが浅めのシェルフユニットにチェンジ。
ブラックのスチールと木の組み合わせが、部屋のインテリアにもなじむ。
キッチン側に置いていたツールや調理道具を、ボックスにまとめることで、調理しやすい広いキッチンも叶えた。
収納家具と置き場所を見直したことで、廊下の動線も確保され、調理の作業効率もアップした。

玄関には「DRAW A LINE(ドローアライン)」を追加。
集めている香水や、外出時に使う小物などを置きながら飾れるスペースが生まれた。
靴は元々の設備であるオープンラックに無造作に並べ、実用的な収納でありながら、Hさんらしいこだわりが感じられる玄関に。
オープンクローゼットはシンプルなハンガーに揃えて、使用頻度を意識して2か所に分けて配置した。
仕事柄どうしても量の多いケーブルやガジェット類は、ベッド下の空間を活用してバスケットにざっくり収納。
本人が探すことがなければ、収納はあまり細かく分類することに価値はない。
収納は、ただモノをしまうためだけのものではない。
部屋の雰囲気や動線、そこでどんな時間を過ごしたいかまで考えて選ぶことで、使いやすさとインテリア性の両方を叶えることができる。

プロと一緒だからこそ、片づけの先にある暮らしを実現できた

Hさんが特に助かったと感じたのは、判断に迷ったときに相談できること。
そして自分では時間がかかってしまう、収納グッズ選びを任せられたことだったという。
「プロがいて、迷ったときにはっきり助言してくれるから作業が進みました。また部屋に合う収納グッズを選んでくれたのもすごくラクでした」

忙しい毎日の中で、片づけのためにまとまった時間を確保するのは簡単ではない。
さらにモノを選び、収納方法を考え、必要な収納グッズを探すとなると、なかなか進まないのも仕方ない。
プロと一緒に取り組むことで、判断に迷う時間や収納方法を考える負担を減らし、効率よく整理収納を進めることができた。

目指したのは、モノの少ない部屋ではなく、Hさんが好きなモノを楽しみながら、心地よく過ごせる部屋。
片づけ前に目標としていたレコードプレーヤーとスピーカーも早々に購入したHさん。
整理収納を進める中で、「3日目にはレコードプレーヤーも置けそう!」と、ワクワクした気持ちでちょっと先走って購入したが、結果的に望んでいた音楽のある生活に最速で辿り着けた。
仕事に必要な機材も、趣味のコレクションも、日々の暮らしに欠かせないアイテムも、それぞれの居場所が決まれば、使いやすさはもちろん、部屋全体の印象も変わっていく。

レコードを聴く時間、ボードゲームを楽しむ時間、コーヒーを淹れる時間。
片づけによって生まれたのは、単にすっきりとした空間だけではなく、好きなことを楽しむための余白。
お気に入りの住まいを、もっと自分らしく、もっと心地よく。
せっかく選んでリノベーション物件に一人暮らしするのだから、本当に自分に合ったモノの持ち方と収納の仕組みを見つけることが、好きなモノに囲まれた暮らしを楽しむ第一歩になること間違いない。