狭いワンルームも工夫次第で広く快適に!プロに聞く一人暮らしにおすすめの収納&空間活用術

夏も後半になってくると、部屋をさっぱりと整えて秋の準備をしたくなってくる。
酷暑も収まってきたこの時期に、部屋をすっきり広く使える工夫をしてみよう。
一人暮らしの狭い部屋でもできる「部屋を広く使うアイディア」を整理収納アドバイザー吉川永里子さんに伺った。

一人暮らしだと、20平米前後の1Rや1Kに住むことが多いですよね。
私も一人暮らしの時は都内の18平米のワンルームに暮らしていました。
玄関ドアを開けたら部屋中全部丸見え!というような狭さでした。
でも初めての一人暮らしで、憧れのソファーもデスクも置きたくて、色々と試行錯誤して楽しんでいました。
そんな中でインテリアから片づけや整理収納に興味を持ち、今では整理収納アドバイザーとして暮らしを整えるお手伝いをしています。

限られた空間を広く快適に使うには、ポイントが3つあります。

①本当に使うモノしか持たない
②空中や縦方向の空間を活用する
③省スペースアイテムを選ぶ

中でも最重要ポイントは、無駄なモノを家に置かない・持たないことです。
一人暮らしに必要モノってそんなにたくさんありません。
本当に使うモノだけを厳選する意識をしっかり持ちましょう。
とはいえ、ミニマリストになりたいわけではないですよね。
今回は具体的なアイディアを5つご紹介するので、取り入れられるものから実践してみてください!

①「垂直空間」を活かした収納にする

床から天井までの高さを余すことなく使うことで、床面積を潰さずたくさんのモノを収納できる。
背板のないオープンラックや奥行き浅めの家具なら、圧迫感も少なくて済むからおすすめ。
またつっぱりタイプの収納を使って、縦の空間を活用するのも賢い方法。
ロフトベッドの下にソファーやデスクを置くなど、2階構造にするのも効果的。

②「デッドスペース」を活用する

ベッドやソファーなど大型の家具を置くと、どうしてもスペースを取られてしまう。
だからといって家具を置かないわけにはいかないので、その家具の下のデッドスペースをうまく活用しよう。
またベッドやソファー下だけでなく、扉の裏や家電と壁の間など、普段使わない空間も収納スペースとして有効活用できる。
マグネットタイプのラックやフックは、家電にしっかり付くのでデッドスペースの活用にぴったり。

③「省スペース&多機能」家具を選ぶ

限られた空間を120%活用するには、使わない時にコンパクトに収納できる家具や、1つで何役もこなすアイテムを選ぼう。
折りたたみ式のイスやテーブル、スタッキングできるスツールは、来客時だけ出してきて、使わない時にはしまっておける便利な家具。
収納付きのベッドやソファーベッドは、1つで複数の役割を果たしてくれて、限られたスペースを無駄なく使える。

④ 「季節モノ」は入れ替えてスペースを確保する

暑い時期・寒い時期など、一定期間しか使わないけど必要なモノは、うまく入れ替えて収納しよう。
扇風機↔︎ヒーター、除湿機↔︎加湿器のように、シーズンごとに入れ替えれば、しまう場所は1つ分だけ確保すればOK。
また洋服やファッションアイテムは、保管サービスがついているクリーニングを使えば、オンシーズンの服だけをクローゼットにしまっておける。

⑤ 「抜け感」を感じる配置にする

実際のスペースを有効活用するのに加え、視覚効果も味方につけたい。
床が見える面積が広ければ広いほど、部屋は広く感じられるので、できるだけ床にモノを置かず、浮かせる収納を活用しよう。
また動線をふさがず、部屋の奥まで抜け感があるレイアウトにしたり、部屋の奥にアクセントとなる植物などを置くことで、奥行きと開放感を演出できる。

狭い!と思っている一人暮らしの部屋でも、収納方法や家具の配置を工夫すれば、十分広く快適に暮らすことができる。
自分が本当に使っているモノ・持っていて心地いいモノに厳選しつつ、便利な収納グッズや省スペース家具の力を借りて、狭くても楽しく快適な一人暮らしライフを満喫してほしい。

<PROFILE>
吉川永里子(よしかわ・えりこ)さん(https://yoshikawaerico.com/
収納スタイリスト®︎、整理収納アドバイザー(1級認定講師)
2008年より、片づけられない女だった過去の経験を活かし「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに活動。
働くママ・妻・女性の目線で行うライフスタイル提案が好評で、個人宅向けのアドバイスから、数々のテレビや雑誌などメディアへの出演、全国でのセミナー・講演など、これまでに10000人以上に片づけをレクチャー。
著書『もっとラクに生きる!暮らしの整理術100』『なかなか捨てられない人ための鬼速片づけ』など多数