洋服の適正量って!?オープンクローゼットを活かす衣替えと洋服の所有数

最近は暑い日が10月ごろまで長く続き、衣替えのタイミングを失いがち。
しかしそもそも一人暮らしの場合、衣替えする必要があるのか?
どんなふうに衣替えをするのが賢いのだろうか?
また洋服は人によって持っている数や量に差があるアイテム。
ぶっちゃけ、どのくらい持っているのが理想的なのか?
今回はREISMのお部屋に多く設置されている「オープンクローゼット」からみる、衣替えと洋服の適正量について紹介する。

一人暮らしで衣替えは必要か?

一般的な衣替えは「オンシーズン」と「オフシーズン」の服を、別の場所にしまっておくことができる環境だからこそ成り立つ。
ワンルームのオープンクローゼットは、いわば家の中の唯一の収納場所。
一つしか収納がない部屋の場合、基本は衣替えをする必要はない。
ただしオープンクローゼットの場合、扉がなく中に収納しているもモノが全て丸見えなので、部屋の印象を大きく左右する。
だからこそ小さな衣替えをして、オンシーズンの服だけを「見せる収納」、オフシーズンの服は「隠す収納」にする工夫をすると、すっきりと使いやすく見た目もおしゃれな空間を保つことができる。

オープンクローゼットを活かす!衣替え5つのポイント

①「一軍」だけをゴールデンゾーンに収納する

今シーズン頻繁に着るお気に入りの服をハンガーに掛けて、目線の高さから腰の高さまでの「ゴールデンゾーン」に配置。
トップス、ボトムス、アウターなど、アイテムごとにまとめて掛けておくと、コーディネートがしやすくなる。


② オフシーズンの服は「隠す収納」で空間を有効活用する

ワンルームでは収納スペースが限られているため、今着ない服は衣装ケースや収納ボックスに入れ、クローゼットの上部(枕棚)を活用して保管しよう。
半年近くしまっておくため、防虫剤や除湿剤を一緒に入れるのを忘れずに。

③自分を「アップデート」するチャンスと捉える

オープンクローゼットをすっきり見せるためにも、中身の容量は控えめにしたいもの。
衣替えのタイミングで手持ちの服をすべて出し、一つひとつ手に取ることで「本当に自分にとって必要な服だけ」を見極めよう。
衣替えは自分自身をアップデートするチャンスだと思えば、作業もはかどる。

④季節感の出る小物類は「入れ替え収納」にする

バッグや帽子、ストールなどのファッション小物は、季節感の出やすいアイテム。
デザインの揃ったカゴや吊り下げボックスを設置して、中身だけを衣替えのタイミングで季節ごとに入れ替えよう。


⑤ハンガーや収納用品を統一して「見た目」を整える

オープンクローゼットは、もはやインテリアの一部。
中に使うハンガーやボックスの色や形を揃えるだけで、統一感が生まれてすっきりとした印象に。
さらに掛ける服は、長さ順に並べたり、似た色ごとにまとめるとより素敵に仕上がる。

洋服の適正量はどのくらいか?

洋服は人によって持っている量・必要量にかなりの差がある。
アパレル勤務の方だと1000枚近く所有している場合もあるし、ミニマリストの方だと10枚ほどしか持っていないこともある。
そんな個人のライフスタイルによって左右される洋服の所有量だが、実は収納スペースという物理的な面からみると「適切に収納できる量」を割り出すことができる。

クローゼットに掛けられる服の数の算出方法

ポールの長さ(cm)÷2.5〜3=掛けられるハンガーの本数

例えばポールの長さが120cmだった場合、女性物の薄手の服が多ければ48枚。
男性物のスーツやコートなど厚手の服が多ければ40枚を目安にするとよい。
そこに衣装用の引き出しやボックスなどを入れて、畳む服や小物を収納すれば、ぎゅうぎゅうに詰め込まれず、見た目もすっきりしたオープンクローゼットが作れる。

一人暮らしの「洋服の適正量」3つのポイント

①クローゼットの「8割収納」を心がける

洋服をパンパンに詰め込むと、シワや型崩れの原因になるだけでなく、見た目も乱雑になり、何を持っているかの把握もしにくくなってしまう。
ポールの長さから適正量を算出したら、それより少し少ない数を意識して「余白」を作ろう。
この余白があることで、見た目はすっきり、風通しも良くなり、お気に入りの洋服を良好な状態で保つことができる。


②「洗濯の頻度」から必要な枚数を割り出す

自分がどれくらいの頻度で洗濯をするか考えてみよう。
例えば週に2回洗濯をするなら、最低でも4日分(洗濯する日+その翌日分)のインナーやトップスが必要。
問題なく着回すことができる数は持ち、それ以上の有り余る数は持たない。
自分の生活サイクルに合わせて必要な枚数を把握することで、必要以上に服を持つことがなくなり、管理がラクになる。


③「1着買ったら、1着手放す」ルールを徹底する

自分のライフスタイルと収納スペースの大きさから、適正量が見えてきたら、洋服の量を一定に保つようにしよう。
新しい服を1着購入したら、その代わりにクローゼットから1着手放す。
これはクローゼットをキープするための、最もシンプルで効果的なルール。
衝動買いの抑制にも繋がり、一つひとつの買い物がより慎重になるメリットも。


洋服は自分の一番外に身につけている内面とも言われている。
その時のライフスタイルや気分に合った適切な服を着ているだけで、心も体も心地いい。
決して広くはない一人暮らしのワンルームだからこそ、厳選された洋服だけが収められたオープンクローゼットを手に入れたいものだ。