温もりと美しさで人気がある無垢材の床。しかし、無垢材は天然素材でもあるため、どうやってお手入れをするべきかわからないという人もいるだろう。
この記事では、無垢材の種類やメリットのほか、日常の掃除ポイント、定期的なメンテナンス方法について解説する。
こだわりの床材で理想の暮らしを実現!リズム物件の床材の魅力とは?
無垢材は、1枚の木の板から使用するサイズに切り出すもので、住宅や家具に使われる。ここでは、一般的に使われている無垢材の種類を見ていこう。
オークは、無垢材の中でも人気が高い種類のひとつ。硬さと美しい木目が特徴で、住宅づくりに適している。
ナラは耐久性・弾力性に優れている木材。明るい色合で店舗の床材にもよく使われる。
チークは赤みがかった色が特徴で、高級素材として人気がある。その色味から、リゾートスタイルのインテリアに似合う。
パインは、節が多くやわらかい木材。軽く、弾力性にも優れているため、衝撃を吸収してくれる。明るい色味のため、床材に使用すると空間を広く感じさせてくれるだろう。
無垢材のメリットは、その自然な風合いや独特の質感だ。木目が美しく、使えば使うほど味わいが増すため、経年変化も楽しめる。
また、無垢材は湿度調整や断熱効果に優れている。そのため、床材としてだけではなく、家具などの素材としても人気が高い。さらに、化学物質を含まず、アレルギーや化学物質過敏症のリスクが低いといわれている。
無垢材は、水分に弱く、水を含んだ汚れによるシミができやすいのがデメリットといえるだろう。一方で、乾燥しすぎると割れや反りが発生することもある。
そのため、無垢材はメンテナンスが重要で、傷の補修や表面の保護が必要だ。メンテナンスには、専門的な知識や技術が求められるため、専門業者にメンテナンスを依頼することが一般的だが、手間やコストがかかる。しかし、適切に手入れを行うことで、長く美しく使うことができる。
前述のとおり、無垢材は水分に弱いため、日常のお手入れで水拭きなどは避けたほうが良いが、汚れの程度や原因によっては、水拭きが必要になることもある。
そこで、日常でどのようなお手入れをするべきか、汚れの程度がひどい場合のお手入れ方法など、ケース別に見ていこう。
無垢材の床をお手入れする際は、乾拭き掃除をするのが基本だ。雑巾などの布に水を含ませず、しっかり拭くようにしよう。汚れが気になる場合は、軽く水拭きをすることも可能だ。また、定期的に表面の保護を行うことも重要。ワックスやオイル塗装をすることで、無垢材フローリングの美しさを維持し、傷や汚れを防いでくれる。
無垢材の床はフローリングとなるため、掃除機を使うこともあるだろう。ただし、その場合は、掃除機のブラシで床に傷をつけないように気をつけよう。
また、引越しや部屋の模様替えなどで、家具の移動や大きな荷物の持ち運ぶ際には、床に傷をつけないように注意が必要だ。
無垢材の床は、日光や湿気にも注意したい。直射日光で色が変化してしまうこともあるため、窓がある部屋の場合には、遮光カーテンなどを利用しよう。
無垢材は天然素材で、調湿機能があるため、梅雨時など湿度が高い時期や冬の乾燥時でも快適に過ごしやすい。しかし、湿度が高すぎると無垢材自体が水分を吸収しすぎて膨張したり、乾燥しすぎると割れたり湾曲したりしてしまうことも。季節問わず、室内の湿度は適切に保っておきたい。
無垢材の床で汚れや傷、黒ずみが気になる場合は、日常のお手入れに加えて、下記のような方法で対処したい。無垢材の床専用のクリーナーもあるため、状況によって使い分けよう。
・ひどい汚れ
無垢材の床についた汚れは、乾いた布で軽く拭き取る。それでも落ちない場合は湿らせた布で拭く。水拭きの際は水分を適度に絞り、床に水滴が残らないように注意する。
・傷
無垢材の床についた傷は、フローリング専用の補修キットなどを利用して補修する。
・黒ずみ
無垢材の床に黒ずみがある場合、まずは、その原因となる水分をしっかり拭き取る。黒ずみが広がっている場合はリフォームを検討したい。
無垢材は、定期的に表面の保護を行うことも重要だ。ワックスやオイル塗装をすることで、無垢材フローリングの美しさを維持し、傷や汚れを防いでくれる。
また、無垢材の床を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせない。汚れや傷を早めに対処することも重要だ。
無垢材は天然素材ならではの温かみや存在感があり、インテリアにも大きく影響する。また、木の種類によって、感触や見た目が異なるのも魅力のひとつだ。日常的にメンテナンスも必要な素材だが、好みの床材を選ぶことで、リラックスできる過ごしやすい部屋を作ってもらいたい。
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