初めての一人暮らしで家電をそろえるとなると、何が必要なのか、また不要なのか悩んでしまう人もいるのではないだろうか。家電は高額なものも多いため、一度購入したら長く大切に使うためにも、一人暮らし向けのモデルや機能と併せて把握しておきたいところだ。
そこで今回は、「一人暮らしに最低限必要な家電」と「一人暮らしにあると便利な家電」に分けて、それぞれ選び方やおすすめの機能を紹介しよう。
その家電、実は必要ないかも?一人暮らしの人が家電を選ぶポイント|一人暮らしの収納テクニック
初めて一人暮らしをする際には、一通り家電をそろえる必要があるだろう。まずは、快適な一人暮らしに必要となる4つの家電を見ていこう。
飲食物を保管しておく冷蔵庫は、一人暮らしをするなら必ず用意したい家電のひとつ。メーカーや容量、機能性など選択肢も幅広いが、一人暮らしには100~200Lサイズが人気だ。
ただし、自炊する人の場合は、一人暮らし向けのコンパクトなサイズでは食材が入りきらない可能性もあるため、用途に合わせて選びたい。冷凍庫付きで容量の大きい冷蔵庫なら、節電効果も期待できる。
洗濯のたびにコインランドリーを利用するのはコストパフォーマンスが悪いため、洗濯機も一人暮らしに必須の家電といえるだろう。一人暮らしには、小さめの容量の5kgタイプが低価格で人気だ。また、節水機能が搭載されている洗濯機なら、水道代の節約にもなる。
洗濯機を選ぶ際は、物件に設置されている洗濯機パンや、水栓の高さもチェックしておこう。
賃貸の場合、部屋によっては備え付けの照明がなく、自分で用意しなければならないことも。まずは、どの部屋にどのタイプの照明が必要なのかを確認してからそろえよう。
現在の主流はLED電球で、明るさは「lm(ルーメン)」という単位が使われている。
6畳程度なら2,700~3,700lm、8畳程度なら3,300~4,300lmが適切とされているため、部屋の広さに合わせて選びたい。照明が発する光の色も、部屋に求める雰囲気に合わせて選ぶといいだろう。
エアコンも照明と同じく、備え付けられている賃貸もあれば自分で用意しなければならない場合もある。天井近くの壁に設置する壁掛けタイプが主流で、一人暮らしでも使いやすい。自分で用意する場合は、エアコンを設置したいスペースを採寸してから、適切なサイズを選ぼう。
また、エアコンは機種によって対応畳数も決まっているため、部屋の畳数に合わせて選ぶのも忘れずに。
ここからは、人によっては必須ではないけれど、あると便利な家電を見ていこう。一人暮らしの生活を事前にイメージして、必要な家電を検討してもらいたい。
自炊する人には必須な炊飯器。一人暮らしの場合は、少量のご飯を炊けるコンパクトなモデルがおすすめだ。低価格の「マイコン式」や、おいしく炊ける「IH式」などがあるため、予算や優先したい条件に合わせて選ぼう。
掃除をする際には、フローリングワイパーも便利だが、掃除機があればワイパーでは取り切れないごみや、ファブリック類のほこりを吸い取ったりすることもできる。
一人暮らしには、コードが邪魔にならずコンパクトで収納しやすい、コードレスタイプのスティック掃除機が人気だ。
テレビのサイズも幅広く展開されているが、一人暮らしの主流は20~32インチ前後のサイズだ。テレビを設置したいスペースやテレビ台との組み合わせを踏まえて検討したい。
なお、テレビ番組は見ず、映像配信サービスやBlu-rayなどしか見ない、もしくはゲーム用に使いたいという場合は、パソコンのモニターでも代用することができる。
一人暮らし向けのテレビのサイズは?部屋の広さとの関連も併せて解説
冷凍食品やレトルト食品、作り置きした物などを手軽に温められる電子レンジは、自炊する人はもちろん、しない人も持っていると重宝する家電だ。
一人暮らしの場合は、温め機能だけの単機能タイプか、オーブン機能も搭載したオーブンレンジを選ぶ人が多い。
オーブントースターは、パンをよく食べる人には必須ともいえる家電。冷凍食品を解凍したり、魚焼きグリルとして使ったりと、幅広い機能を持つトースターも少なくない。
すぐにお湯を沸かせる電気ケトルは、忙しい朝などに活用する人も多いのではないだろうか。市販されている電気ケトルは容量1L程度のモデルが多いが、一人暮らしの場合は0.6L前後でもいいだろう。
ドライヤーは、髪が長い人やヘアケアにこだわる人には欠かせない。価格も機能も、メーカーによって非常に幅広く設定されているため、求める機能や予算に合わせて選ぼう。
特に普段からスーツを着用している人は、服やハンカチなどのシワをきれいに伸ばせるアイロンも持っておきたい。
台を広げてアイロンをかけるスペースを確保するのが難しい場合は、服を吊るしたままアイロンがけができる、ハンディタイプがおすすめだ。
今ではさまざまな便利家電も販売されているが、購入したものの、実は必要なかったという事態は避けたい。また、一人暮らしの場合は家電を設置するスペースも限られてくる。
ここでは最後に、一人暮らしの家電をそろえるときに気をつけたい2つのポイントを確認しておこう。
家電は高額なものや大型のものも多いため、最初から何もかもそろえようとすると、予算をオーバーしたり一人暮らしの部屋が手狭になってしまったりする可能性が高い。
まずは必要最低限の家電だけをそろえて暮らしてみて、必要に応じて買い足していくようにしよう。
家電は、設置したり収納したりするスペースを確保した上で購入することも大切だ。事前にその家電を設置したい場所の幅や奥行、高さなどを採寸して、適切なサイズのアイテムを選ぼう。
一人暮らしが決まったら、引越し前の家から持って行ける家電と、新たに買う必要がある家電をリストアップした上で予算を決めよう。
購入すべきか迷った家電は一旦保留にし、新居でしばらく暮らしてみた後、必要と感じた場合に買うようにすることで、無駄な出費を避けて自分にぴったりの家電をそろえていけるだろう。
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