一人暮らし向けのテレビのサイズは?部屋の広さとの関連も併せて解説

テレビは部屋の広さによって適切なサイズが異なるため、置きたい部屋の広さを踏まえて決めることが大切だ。
そこで今回は、一人暮らしの場合はどのくらいのサイズのテレビがおすすめなのか、部屋の広さ別に紹介。併せて、テレビの選び方や配置のコツなども見ていこう。

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一人暮らしの部屋に置くテレビの選び方

一人暮らしの部屋に置くテレビは、サイズだけではなく、ディスプレイの種類や性能などを総合的に検討して選びたい。一人暮らしの人は、それぞれどのような観点でテレビを選べばいいのか見ていこう。

部屋の広さに合ったサイズを選ぶ

まずは、画面の見やすさや部屋での過ごしやすさを大きく左右する、テレビのサイズについて説明しよう。一人暮らしの部屋の広さ別のテレビのサイズは、下記の表を目安にするといいだろう。
なお、ハイビジョン・フルハイビジョンテレビか4Kテレビかで適切なサイズが変わってくるため、どちらのタイプのテレビを購入するのかに応じてチェックしよう。

■部屋の広さに合わせたハイビジョン・フルハイビジョンテレビのサイズ

部屋の広さ
テレビのサイズ
4.5~6畳
24~32インチ
8~10畳
32~40インチ
12畳以上
40インチ以上

部屋の広さに合わせた4Kテレビのサイズ

部屋の広さ
テレビのサイズ
4.5~6畳
49インチ
8~10畳
55~65インチ
12畳以上
75インチ以上

テレビのサイズは、適切な視聴距離をもとに決められている。
一般的にハイビジョン・フルハイビジョンテレビの視聴距離は画面の高さの約3倍、4Kテレビの視聴距離は約1.5倍が最適とされている。4Kテレビはハイビジョン・フルハイビジョンテレビよりも視聴距離が半分ほどになるため、同じ広さの部屋でもハイビジョン・フルハイビジョンテレビよりも大きな画面サイズのテレビを設置することが可能だ。

ディスプレイの種類と性能を選ぶ

テレビのディスプレイには、液晶、有機ELなどの種類がある。有機ELテレビは大型テレビに限られるため、家庭用のテレビは、その多くが液晶テレビだ。
液晶テレビのディスプレイには、「直下型バックライト」と「エッジ型バックライト」の2種類があり、テレビの薄さや映像の質などが異なる。それぞれのメリットとデメリットを比較して、納得のいくディスプレイを選ぼう。

・直下型バックライト
直下型バックライトはLEDが液晶の全面に配置されているタイプで、画面に明るさのムラが生じにくい点がメリット。また、バックライトが画面全体にあたるため、画面上の部分ごとに明るさを調整してコントラストの鮮やかな映像を楽しむことができる。
一方で、直下型バックライトは、背面全体にバックライトがあるため、テレビ本体に厚みが出る点がデメリット。一人暮らしの部屋にすっきりとテレビを置きたい場合は不向きな可能性がある。

・エッジ型バックライト
エッジ型バックライトは、液晶の上下または左右にバックライトのLEDが配置されているタイプで、直下型よりも本体が薄い点がメリット。また、バックライトが少ないため消費電力が低い。価格帯も直下型バックライトより低いので、コストパフォーマンスの良いテレビを探している人におすすめだ。
デメリットとしては、直下型バックライトと比べて映像や色にムラが出やすい点が挙げられる。画面上で部分的に明るさを調整することも難しく、映像のコントラストもやや低めになるだろう。

よく視聴するジャンルや用途を考慮する

よく視聴するジャンルや用途も考慮して画面や性能などに注目すると、より満足度の高いテレビを選ぶことにつながる。

・映画を頻繁に観るなら:大画面・高画質のテレビ
・スポーツ観戦をするなら:倍速表示のテレビ
・ゲームをするなら:表示遅延を抑えられるテレビ
・PCやゲームのモニターとして使うなら:外部入力端子の数が多いテレビ

このように、主な視聴ジャンルや用途によってテレビに求められる条件も異なるため、自身のテレビの使用シーンをイメージしながら選ぶこともポイントだ。

録画機能にも注目する

家を留守にしがちで、テレビ番組を録画したいという一人暮らしの人は、録画機能にも注目してみよう。
おすすめは、テレビ本体に録画機能がついている製品。レコーダーを設置せずに済むため、省スペースにもつながる。また、同じ時間帯の番組を複数録画したい場合は、チューナーの数もチェックしよう。

一人暮らしの部屋にテレビを配置するポイント

一人暮らしの部屋は、家具や家電を置くスペースに限りがある人も多いだろう。そこで、くつろぐ場所を確保しつつ、すっきりとテレビを置くためのコツを部屋の形状別に紹介しよう。

6畳以下の部屋の場合

6畳以下と少し狭い部屋は、いかにデッドスペースをなくして家具や家電を置けるかがポイント。
おすすめは、コーナーに設置するタイプのテレビボードを使った配置方法だ。部屋の角にテレビを寄せて、自由に使えるスペースを広く確保しよう。

長方形の部屋の場合

長方形の部屋は、長いほうの壁に沿ってテレビを配置すると◎。横幅のある少し大きめのテレビボードにテレビを載せると、部屋が広く見える視覚効果が期待できる。
テレビの向かい側にテーブルなどを置いて、リラックスできるスペースを作ろう。

正方形に近い部屋の場合

正方形に近い部屋は、ベッドがあるスペースと、テレビやデスクなどのある生活空間を区切ると、室内でのメリハリがつきやすい。ベッドとテレビのある空間のあいだに、収納家具などで仕切りを設けてみよう。

一人暮らしの部屋の広さとライフスタイルに合うテレビを選ぼう

テレビは番組を観るだけでなく、配信サービスで映画やドラマを観たりゲーム用のモニターとして使ったりと、利用頻度が高い人は多いだろう。気軽に買い替えられる家電でもないため、毎日ストレスなく使えて、一人暮らしの部屋を圧迫しすぎないサイズの製品を選びたいところだ。
テレビを置く部屋の広さを確認し、配置場所も確保した上で、自身のライフスタイルにぴったりのテレビを探そう。